コウガイゼキショウ 笄石菖

mark

Flora of Mikawa

イグサ科 Juncaceae イグサ属

別 名 ヒラコウガイゼキショウ
中国名 笄石菖 ji shi chang
学 名 Juncus prismatocarpus R.Br.
 synonym Juncus leschenaultii J. Gay ex Laharpe

 synonym Juncus prismatocarpus R.Br. subsp. leschenaultii (J.Gay ex Laharpe) Kirschner

コウガイゼキショウの花時の花序
コウガイゼキショウの花
コウガイゼキショウの花序
コウガイゼキショウの果穂拡大
コウガイゼキショウの果実
コウガイゼキショウの基部
コウガイゼキショウ
コウガイゼキショウ春の芽
コウガイゼキショウの種子
コウガイゼキショウの葉鞘の横面
コウガイゼキショウの葉鞘の腹面
花 期 5~7月
高 さ 10~40㎝
生活型 多年草
生育場所 湿地、水辺、放棄水田
分 布 在来種  日本全土、朝鮮、中国、台湾、ロシア、インド、ブータン、ネパール、パキスタン、スリランカ、インドネシア、カンボジア、ラオス、タイ、ベトナム、マーレーシア、オーストラリア、ニュージーランド
撮 影 幡豆郡幡豆町  02.5.26
コウガイゼキショウはイグサ科イグサ属の多年草。笄(コウガイ)は日本髪の髪結い道具のことをさし、和名はコウガイに似たセキショウの意から。POWOではオーストラリア、ニュージーランド原産の基本亜種とアジア原産の亜種 subsp. leschenaultiiに分けている。
 多年草、高さ10~40㎝。茎は2綾があり、扁平で、縁に狭いひれ(翼)がある。葉は幅1.5~3㎜の扁平で、別名はこれに由来する。葉は多管質で、厚くて光沢があり、先が尖る。最下の苞は長さ1.5~4㎝。茎の先端に(3)4~10(12)個の花が集まる頭花を5~15個つける。花被片は長さ(2.8)3.0~3.8 (4.2)㎜。葯は長さ0.3~0.8㎜。花糸は長さ1.0~1.2㎜。蒴果は長さ3.3~4.2㎜、花被片よりやや長く、長くても1.5倍程度。蒴果の中に小さい多数の種子が入る。
 よく似て茎が丸いのはハリコウガイゼキショウ。茎が丸く、頭花に花が2~3個ずつしかつかないのはアオコウガイゼキショウ