コケオトギリ 苔弟切
Flora of Mikawa
オトギリソウ科 Clusiaceae オトギリソウ属
中国名 | 小地耳草 xiao di er cao |
学 名 | Hypericum laxum (Blume) Koidz. synonym Hypericum japonicum Thunb. f. tenuius Miq. synonym Hypericum laxum (Blume) Koidz. var. hananoegoense Masam. |
花 期 | 7~9月 |
高 さ | 3~10㎝ |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 野原、休耕田の湿った場所 |
分 布 | 在来種 日本全土、朝鮮、中国 |
撮 影 | 蒲郡市形原町 01.9.13 |
コケオトギリはオトギリソウ科オトギリソウ属の多年草。
ヒメオトギリ Hypericum japonicum の8変異種のうち中国では5種が確認されているが、これらの変異は連続的であり、分類は困難としている。この中のlaxum がコケオトギリである。POWOでは下位分類を認めていない。YListではコケオトギリをHypericum laxumとしているが、POWOではHypericum japonicumのsynonymである。
休耕田や湿った場所でよく見かけられる。多年草。高さ3~10㎝。全体に小型。茎は稜が透明な4稜形、上部で分枝する。葉は柄がなく、長さ0.5~1㎝の円形に近い広卵形、葉縁に狭い透明部分がある。葉には明点があるが黒点はない。花は直径5~7㎜。苞は葉とほぼ同形で幅が萼片より広い。萼片5個の先端や苞の先端に赤色の突起があることが多い。雄しべは5~10個。花柱3個。蒴果は長さ2~3㎜、熟すと赤くなり、腺点はない。種子は長さ約0.5㎜。2n=16。花期は7~9月。
ヒメオトギリはやや大きく、葉の先がやや細く、苞の形が葉と異なる被針形である。また、雄しべが10~20個つく。
山で見られるサワオトギリは葉がやや細長く、黒点がある。
ヒメオトギリ Hypericum japonicum の8変異種のうち中国では5種が確認されているが、これらの変異は連続的であり、分類は困難としている。この中のlaxum がコケオトギリである。POWOでは下位分類を認めていない。YListではコケオトギリをHypericum laxumとしているが、POWOではHypericum japonicumのsynonymである。
休耕田や湿った場所でよく見かけられる。多年草。高さ3~10㎝。全体に小型。茎は稜が透明な4稜形、上部で分枝する。葉は柄がなく、長さ0.5~1㎝の円形に近い広卵形、葉縁に狭い透明部分がある。葉には明点があるが黒点はない。花は直径5~7㎜。苞は葉とほぼ同形で幅が萼片より広い。萼片5個の先端や苞の先端に赤色の突起があることが多い。雄しべは5~10個。花柱3個。蒴果は長さ2~3㎜、熟すと赤くなり、腺点はない。種子は長さ約0.5㎜。2n=16。花期は7~9月。
ヒメオトギリはやや大きく、葉の先がやや細く、苞の形が葉と異なる被針形である。また、雄しべが10~20個つく。
山で見られるサワオトギリは葉がやや細長く、黒点がある。