コハコベ(2) 茎が緑色の小繁縷
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コハコベは茎が普通、赤紫色を帯びるが、日陰に生えるものは緑色のものが多く、ミドリハコベとよく似ていて間違いやすい。葉も大きく、葉身の長さが1〜2.5pある。郊外の林縁の道端などで見られ、雄しべを見ないとミドリハコベと区別できない。コハコベの雄しべの数は1〜7個であり、普通は3個程度が多い。雄しべの数が4個以下の花が確認できればコハコベである。雄しべの数が8個以上あればミドリハコベである。雄しべの数が5〜7個の場合は種子を確認しないと確定できない。
稔った種子を採取しないと突起が確認しにくい。稔った種子を見つけるのは面倒であるが、採取した草をビニール袋に入れて帰ってくると、稔った種子がビニール袋についていて簡単に採取できる。三ヶ根山付近で種子を調べたところほとんどコハコベであり、ミドリハコベは少なかった。今のところ雄しべの数の少ないミドリハコベは確認していない。萼に毛のないものもあった。 類似の在来種のミドリハコベは茎が暗紫色を帯びず、雄しべの数が5〜10個と多く、種子の突起がやや尖る。茎が緑色のコハコベとは判別が難しく、種子を調べる必要がある。 ウシハコベは大型で、花柱が5個。他によく似た種としてはイヌコハコベ、ノミノフスマ、ノミノツヅリがあげられる。 |
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