ヒメオドリコソウ 姫踊子草

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Flora of Mikawa

シソ科 Lamiaceae オドリコソウ属

英 名 purple dead-nettle , red dead-nettle, red archangel
学 名 Lamium purpureum L.
ヒメオドリコソウの花
ヒメオドリコソウの花2
ヒメオドリコソウの雌しべ雄しべ
ヒメオドリコソウ果実
ヒメオドリコソ葉裏の腺点
ヒメオドリコソウの茎
ヒメオドリコソウ
ヒメオドリコソウ萼
ヒメオドリコソウ分果
ヒメオドリコソウの葉
花 期 3~10月
高 さ 10~45㎝
生活型 1年草
生育場所 道端、草地
分 布 帰化種  ヨーロッパ、北アフリカ、西アジア原産
撮 影 幡豆町 06.3.25
明治中頃に渡来したもの。茎は四角形で、下向きの白毛が生える。暖かい場所では冬にも花が見られる。
 1年草。高さ10~45㎝。茎は基部で分枝し、四角形で、しばしば紫色を帯び、下向きの白毛が生える。暖かい場所では冬にも花が見られる。葉は長さ1~5㎝、三角状卵形、鈍頭、基部は心形、縁は規則的な円鋸歯(やや不規則)~円鋸歯状鋸歯、脈が深く、花期に赤紫色を帯び、有柄。葉裏は軟毛が密生してやや白く、腺点がある。苞は葉に似るが、基部が円形又は切形、有柄又は上部ではほぼ無柄。花序はかなり密。咢は長さ5~7㎜、筒状鐘形、軟毛がある。咢歯は5個、咢筒の長さとほぼ同長、果時に広がり、裂片の先がとがり、裂片の先に延びるように脈が隆起し、脈の一部が紫褐色になる。花冠は長さ10~15㎜、ピンク紫色、花冠の下唇は長さ1.5~2.5㎜、花冠筒部は咢より長く、基部近くに毛の輪をもつ。雄しべ4個。花粉は橙色。花柱は先が2裂する。小堅果は約長さ2.3㎜×幅1.3㎜、3稜があり、頭部はほぼ平ら、平滑、オリーブ色~褐灰色、しばしば、白色の斑点があり、基部に大きな種沈がつく。2n=18。花期は3~10月。
 ホトケノザより花が小さく、頭頂部にはあまりつかない。よく似ていて葉の鋸歯が深く切れ込むものはモミジバヒメオドリコソウ(別名キレハヒメオドリコソウ)。