ハナノキ 花の木
Flora of Mikawa
ムクロジ科 Sapindaceae カエデ属
別 名 | ハナカエデ |
学 名 | Acer pycnanthum K.Koch |
花 期 | 3~4月 |
高 さ | 10~25(30)m |
生活型 | 落葉高木 |
生育場所 | 山地 |
分 布 | 在来種(日本固有種) 本州(愛知県、長野県、岐阜県) |
撮 影 | 豊川市 15.3.31(花) 豊田市 12.10.24 |
愛知県の県の木。愛知県内の公園にはよく植えられている。和名の由来は早春の芽吹く前に赤い花が咲くことから。秋には鮮やかに紅葉する。カエデ科 は現在のAPG分類ではムクロジ科に含められた。
幹は灰白色、成木の樹皮は縦に深く裂け、枝は赤色を帯び、惰円形の皮目がある。葉は対生し、長さ4~10㎝の広卵形、浅く3裂し、葉先は鋭く尖り、基部は円形~浅い心形。縁は重鋸歯、葉裏は粉白色、脈腋や脈上にわずかに毛がある。葉柄は長さ1.5~8㎝。雌雄異株。葉の展開前に開花する。花は小さく紅色、葉腋に5~10個、束生する。雄花は花柄が短く、花弁0~5個、雄しべは5~6個、葯は黒色。雌花は花柄が長く、花弁4~5個。翼果は直角~鋭角に開き、分果の長さ約2.5㎝。
トウカエデは幹の樹皮が短冊状に剥がれ、葉が浅く3裂し、全縁。
ウリハダカエデは幹に黒い縦縞があり、菱形の割目が入る。葉裏の脈腋の薄膜はなく、赤褐色の毛がある。
ホソエカエデは幹がウリハダガエデによく似ている。葉裏の脈には薄膜がつくが、赤褐色の短毛はない。小花柄が1㎝以上あり、細い。
幹は灰白色、成木の樹皮は縦に深く裂け、枝は赤色を帯び、惰円形の皮目がある。葉は対生し、長さ4~10㎝の広卵形、浅く3裂し、葉先は鋭く尖り、基部は円形~浅い心形。縁は重鋸歯、葉裏は粉白色、脈腋や脈上にわずかに毛がある。葉柄は長さ1.5~8㎝。雌雄異株。葉の展開前に開花する。花は小さく紅色、葉腋に5~10個、束生する。雄花は花柄が短く、花弁0~5個、雄しべは5~6個、葯は黒色。雌花は花柄が長く、花弁4~5個。翼果は直角~鋭角に開き、分果の長さ約2.5㎝。
トウカエデは幹の樹皮が短冊状に剥がれ、葉が浅く3裂し、全縁。
ウリハダカエデは幹に黒い縦縞があり、菱形の割目が入る。葉裏の脈腋の薄膜はなく、赤褐色の毛がある。
ホソエカエデは幹がウリハダガエデによく似ている。葉裏の脈には薄膜がつくが、赤褐色の短毛はない。小花柄が1㎝以上あり、細い。