ホソエカエデ 細柄楓

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Flora of Mikawa

ムクロジ科 Sapindaceae カエデ属

別 名 ホソエウリハダ、アシボソウリノキ
英 名 snakebark maple, red snakebark maple
学 名 Acer capillipes Maxim.
ホソエカエデの果実
ホソエカエデの葉
ホソエカエデの幹
ホソエカエデ
花 期 5~6月
高 さ 10~20m
生活型 落葉高木
生育場所 山地の谷間、渓流沿い
分 布 在来種(日本固有種)  本州(群馬県~兵庫県)、四国(徳島県、高知県)
撮 影 幡豆町 06.8.9
カエデ科 は現在のAPG分類ではムクロジ科に含められた。
 幹は暗緑色で、黒い縦縞があり、老木は灰褐色となり、縦に浅い裂け目ができる。葉は対生し、葉身は長さ7~13㎝の卵形~広卵形で、3~5裂し、葉先の3裂片の先が尾状に尖り、さらに重鋸歯縁となる。葉裏の脈脇に薄膜がある。葉柄は赤味を帯び、長さ3~8㎝と長い。雌雄異株。長さ約10㎝の総状花序に淡緑色の小さな花を20~50個つけ、ほとんど無毛で、赤褐色の縮毛があっても少ない。小花柄が1㎝以上あり、細い。翼果は無毛で、翼は鈍角に開く。赤く紅葉する。
 ウリハダカエデは幹や葉の形がよく似ている。ウリハダカエデの葉は葉裏の脈に赤褐色の毛があり、薄膜はない。葉柄が赤味を帯びない。また、花序が短く、花の数が10~15個と少ない。
 ウリカエデは葉が小さく、葉裏の脈腋に薄膜があり、脈上に赤褐色の毛がある。花序につく花が10個前後。