ハマツメクサ 浜爪草

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Flora of Mikawa

ナデシコ科 Caryophyllaceae ツメクサ属

中国名 根叶漆姑草 gen ye qi gu cao t
英 名 beach pearlwort, perennial pearlwort, stickystem pearlwort
学 名 Sagina maxima A. Gray.
ハマツメクサの花
ハマツメクサの蕾
ハマツメクサの果実
ハマツメクサの葉の腺毛
ハマツメクサの葉基部の膜
ハマツメクサの種子
ハマツメクサ
ハマツメクサ2
ハマツメクサ根生葉
花 期 4~8月
高 さ 5~20㎝
生活型 多年草
生育場所 海岸などの日当たりの良い岩礁地、砂地、道端、空地のやや乾いた場所
分 布 在来種 日本全土、朝鮮、中国、台湾、ロシア、アメリカ
撮 影 蒲郡市西浦  06.4.30
細い場合はツメクサによく似ている。ツメクサより茎が太く、葉が肉質で厚くなる場合など変化が多い。葉は対生し、幅1.0~1.5㎜、長さ7~22㎜の線形、上部の葉には腺毛がある。葉の基部は膜状に合着し、托葉はない。花後に生じるロゼット葉で冬を越す。花柄や萼片にも腺毛が多い。花は直径約5㎜白色5弁花。まれに、花弁が無いものや6弁のものも見られる。蒴果はやや縦長の卵形、萼片の長さの1.3~1.6倍、熟すと先が5裂、まれに6裂する。種子は長さ0.4~0.5㎜のソラマメ形、表面は平滑又は不規則な低い版画の削り痕のようである。三河地域の沿海地にはハマツメクサが非常に多いが、種子の表面が平滑なものはほとんどない。2n=22,44
 ツメクサはやや湿った草地などに普通に見られ、種子の表面には円柱形の突起がある。オツメクサと呼ばれるハマツメクサに似た品種もある。
 沿海地の道端ではハマツメクサに比べ、ツメクサは非常に少なく、イトツメクサも多く、キヌイトツメクサも見られる。