エノコログサ 狗尾草

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flora of mikawa

イネ科 poaceae エノコログサ属

別 名 ネコジャラシ
中国名

狗尾草 gou wei cao(基本種)

英 名 green bristle grass
学 名 Setaria viridis (l.) p. beauv. var. viridis
Setaria viridis (l.) p. beauv. var. minor (thunb.) ohwi.
エノコログサの花序
エノコログサの小穂
エノコログサの小花と果実
エノコログサの葉舌
エノコログサ
エノコログサ剛毛(総苞毛)
エノコログサとムラサキエノコログサの小穂
花 期 6~10月
高 さ 30~80㎝
生活型 1年草
生育場所 日当たりのよい草地、道端、荒地
分 布 在来種  北海道、本州、四国、九州、北半球のほとんど
撮 影 蒲郡市西浦町  07.9.17
全体に緑色。茎は基部で分かれ、叢生する。葉は長さ10~20㎝、幅0.5~1.8㎝の線形で、無毛。葉鞘も無毛。葉舌は毛状。花序は長さ3~7㎝、幅約8㎜の円柱形で、ほぼ直立する。小穂は長さ約2㎜。第1苞頴は長さ約0.8㎜、第2苞頴は長さ約2㎜で小穂と同長。小穂の基部に長さ8~12㎜の緑色の剛毛(刺毛ともいわれる。)(=総苞毛)がある。総苞毛には上向きの刺がある。果実は長さ約1.2㎜の卵形、乳白色。
 ムラサキエノコロは総苞毛が紫褐色の品種。
 海岸型の変種であるハマエノコロは穂の毛が密で長く、花序の長さが短い。
 ザラツキエノコログサは総苞毛の刺が逆の下向きになる。
 イヌエノコログサは総苞毛が中間で強く屈曲する。
 アキノエノコログサは穂が大きく、小穂も約3㎜と大きい(エノコログサとアキノエノコログサの比較)。

エノコログサ属

  family poaceae - genus Setaria

 一年草または多年草。稈は普通、房状(株立)になり、細くて丈夫または杖状。葉身は線形~披針形、ときにしなやかになり、または偽葉柄状に狭まる。葉舌は縁毛があり、基部は膜質。花序は円錐花序、密で穂状花序状、あるいは開き、一次枝の周りに収縮した小穂をもつ。小穂(またはそれらのいくつか)は、小穂が落ちた後も枝に残る1本~数本の剛毛(刺毛または総苞毛ともいわれる)を基部につける。小穂は楕円形、平凸形、ときに凸状(gibbous)、芒は無い。小花は2個。第1小花は不完全、ときに護穎だけとなる。第2小花は完全。苞頴(glumes)および第1小花の護頴(lower lemma)は膜質~草質。第1苞頴(lower glume)は卵形、基部を抱き、普通、小穂の長さの1/2未満で、3~5脈がある。第2苞頴(upper glume)は小穂の長さの半分~同長で、数本の脈がある。第1小花(下側の小花)は雄性または中性、ときに溝がある。内頴(palea)は有、縮小、または無い。第2小花の護頴(upper lemma)は甲殻質で、強く凸面状になり、しわが寄るか、小さな斑点があるか、または平滑、縁が内巻きする。x=9。
 世界に約130種あり、熱帯および亜熱帯に分布し、世界の温帯地域にまで広がる。

エノコログサ属の主な種と園芸品種

1 Setaria arenaria Kitag.  スナジエノコロ 
  synonym Setaria viridis var. sinica Ohwi.
 中国原産。中国名は断穗狗尾草 duan sui gou wei cao。
 1年草、稈は密に叢生し、基部で膝状に曲がり、細く、高さ20~100㎝、平滑、無毛。葉鞘は緩く、下部に乳頭状毛があり、上部は無毛、縁および口部に縁毛がある。葉身は狭披針形、質が薄く、長さ5~15㎝×幅0.2~0.7㎝、無毛、両面がザラつき、基部はほぼ円形、先は長い尖鋭形。円錐花序は狭円筒形、普通、下部で途切れ、長さ2~9㎝×幅0.5~0.8㎝、小枝は数個の小穂をつける。小穂は1~4本の剛毛(総苞毛)を基部につける。花序軸は直軟毛があり、まれに無毛になる。剛毛は緑色または紫色、長さ2~8㎜。小穂は狭楕円形、長さ2.5~3㎜、先は鋭形第1苞穎(lower glume)は卵形、薄い紙質、小穂の長さの約1/2、先は尖鋭形。第2苞穎(upper glume)は小穂の長さと同長またはわずかに短い。下側の小花は中性、護穎(lemma)は長さが小穂に等しく、5脈がある。下側の内穎(lower palea)は小さく、狭披針形。 上側の内穎(upper palea)は淡緑色または帯黄色、細かくしわがあり、先は尖鋭形。花期および果期は7~9月。

2 Setaria barbata (Lam.) Kunth ヒメササキビ 
  synonym Setaria nakaiana (Honda) Ohwi
 小笠原諸島、インド、アッサム、東ヒマラヤ、バングラデシュ、ミャンマー、タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ニューギニア、オーストラリア、アフリカ、マダガスカル原産。別名はシマササキビ。日本では外来種とされている。
 1年草、叢生し、稈は長さ10~150(~200)㎝、節に根は無いか、または下部の節から発根する。葉舌は縁に毛がある。葉身は線形または披針形、しなやかで長さ5~30cm×幅5~20(~30)㎜、暗緑色。花序は円錐花序、開き、楕円形、長さ3~25cm、一次枝は短縮する。円錐花序の1次の枝は小穂がほぼ基部につき、先端の小穂は不稔。円錐花序の枝は有毛または直軟毛がある(pilose)。小穂は総苞(involucre)が基部につく。稔性の小穂は小花柄があり、集団に1個。総苞は剛毛で構成され、長さ1~15mm。総苞毛(Involucral bristles)は宿存し、主に1個の輪生になり、しなやかで、前向きの細かいザラつきがあり、無毛。小穂は基部に1個の不稔の小花と稔性の1個の小穂をもち、小軸は長い。小穂は楕円形、背側が圧縮し、わずかに扁平、長さ2~3.2㎜、全体が落ちる。苞穎(glumes)は小穂より短く、稔性の護穎(fertile lemma)より薄い。第1苞穎(lower glume)は卵形、小穂の長さの0.25~0.33倍、膜質、竜骨は無く、3~5脈があり、先は鈍形。第2苞穎(upper glume)は楕円形、小穂の長さ0.66~0.8倍、膜質、竜骨はなく、5~9脈があり、先は鈍形。基部の不稔の小花は雄性または不毛(barren)、内穎(palea)をもち、護穎は長円形、小穂の長さと同長、膜質、7脈があり、溝(grooves)は無く、または溝があり(sulcate)、鈍形。稔性の小花の護穎は卵形、背側が扁平、凸月状、長さ2~3㎜、硬化し、竜骨は無い。護衛の表面はしわがあり、縁は内巻き、先には短突起がある。内穎(palea)は表面にしわがある。

3 Setaria chondrachne (Steud.) Honda イヌアワ 犬粟
 日本(本州の関東以西、四国、九州)、朝鮮、中国原産。中国名は莩草 fu cao。森林地帯、湿った山の斜面、道端に生える。
 多年草。根茎は細く、伏毛のある卵形の鱗片に覆瓦状に覆われる。稈は細く、斜上し、高さ60~170cm、無毛。葉鞘は無毛、縁と口部に長い縁毛ある。葉身は線状披針形、質が薄く、長さ5~38cm×幅0.5~2cm、無毛またはまれにパピラ状の直軟毛があり、基部は円形、縁はザラつき、先は漸尖形。葉舌は長さ約0.5㎜、密に縁毛がある。円錐花序は開き、線形~狭ピラミッド形、長さ12~30cm、わずかにうなずき、枝は間隔があき、堅く、広がり、最下の枝は長さ1~2.5(~5)cm、ほとんどの小穂は単一の剛毛が基部につく。花序軸はザラつき、ときに剛毛があり、剛毛は長さ4~10㎜。小穂はふっくら丸みのある楕円形、長さ約3㎜、先は鋭形。第1苞穎(lower glume)は卵形、小穂の長さの1/3~1/2倍、鋭形。第2苞穎(upper glume)は小穂の長さの3/4倍、5(~7)脈がある。下側の小花は中性、上側の小花と同長。下側の小花の護穎は5脈があり、内穎(lower palea)は狭披針形、護穎より短い。上側の小花の護穎は最終的に薄褐色になり、平滑、光沢があり、鋭形。花期および果期は8~10月。2n=36。

4 Setaria distans (Trin.) Veldkamp コゴメビエ 小米稗
 日本(小笠原諸島)、ニューギニア、オーストラリア原産。別名はヌカビエ。
 多年草、叢生する。基部の発芽は内鞘性(intravaginal)。稈は直立し、長さ50~100cm、3~7節がある。稈の節間は断面が楕円形。側枝はまばら。葉鞘は隣接する稈の節間より長く、竜骨があり、直軟毛があり、いぼ状の基部の毛があり、外側の縁に毛がある。葉舌は縁毛があり、膜質、長さ0.7~1.5mm、襟(collar)は毛または直軟毛がある。葉身は線形または披針形、長さ8~30㎝×幅4~8㎜、表面はザラつき、両側が粗く、無毛、基部近くを除いて無毛、縁がザラつき、先は尖鋭形。花序は総状花序からなる。総状花序は10~20個、中軸に沿ってつき、曲がりくねり、片側につき、長さ1~3cm。中央の花序軸は長さ10~30cm。花序軸は角(かど)があり、幅0.35~0.6㎜、不稔の伸張で終わり、伸張は錐形、長さ1~2㎜。小穂は外側に詰められ、普通、 2列。小穂は単生。稔性の小穂は小花柄がある。小花柄は切株状に退化し、長さ0.2~0.4mm。小穂は基部に1個の不稔の小花と1個の稔性の小花をもち、小軸は伸びない。小穂は楕円形、側部が扁平、凸月形、先は尖鋭形、長さ1.9~2.3mm×幅1.1~1.45mm、全体が落ちる。苞穎は等長、小穂より短く、稔性の護穎よりも薄い。第1苞穎(lower glume)は卵形、小穂の長さの0.2~0.5倍、膜質、竜骨は無く、3脈がある。第2苞穎(upper glume)は1次脈が先端まで伸び、先は尖鋭形、卵形、凸月形、小穂の長さの0.8~0.9倍、軟骨質、竜骨は無く、7脈があり、先は鈍形。基部の不稔の小花は不毛(barren)、内穎がある。護穎(lemma)は卵形、小穂の長さと同長、軟骨質、5脈があり、溝があり、先は鈍形。下部の不稔の小花の内穎(palea)は長さ0.25~0.9㎜。稔性の小花の護穎は楕円形、側部が扁平、凸月形、長さ1.9~2.3mm、硬化し、竜骨はなく、表面にしわがあり、縁は内巻き、先は鋭形。内穎(palea)は先が後屈し、硬化する。葯は3個。

5 Setaria faberi R.A.W.Herrm. アキノエノコログサ 秋の狗尾草
  synonym Setaria autumnalis Ohwi
 北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、台湾原産。中国名は大狗尾草 da gou wei cao。英名はgiant foxtail, Japanese bristlegrass。日当たりのよい空地、道端に普通に生える。
 1年草。高さ50~80㎝。葉は長さ30~40㎝、幅2~2.5㎝の広線形。葉の表面にやや紫色を帯びた毛が密生することが多く、無毛のこともある。葉鞘の縁は有毛。葉舌は毛状。穂状花序は長さ5~20㎝の円柱形で、穂が長くなると先が垂れる。短く、垂れ下がらないこともある。小穂はエノコログサより大きく、長さ2.8~3㎜の卵形。第1苞頴は5脈があり、長さ約1.5㎜。第2苞頴は7脈があって長さ約2.5㎜であり、小穂よりやや短く護頴の先が見える。小穂の基部の剛毛(総苞毛)は普通、緑色で、紫色を帯びることも多い。果実は長さ約2㎜の広卵形。2n=36。花期は6~11月。

6 Setaria flavida (Retz.) Veldkamp インドスズメノヒエ 
  synonym Paspalidium flavidum (Retzius) A. Camus [Flora of China]
  synonym Panicum flavidum Retz.
 中国、台湾、ブータン、カンボジア、インド、インドネシア、ラオス、マレーシア、フィリピン、スリランカ、タイ、ベトナム。 オーストラリア、インド洋諸島(モーリシャス、レユニオン)、太平洋諸島原産。中国名は类雀稗 lei que bai。

7 Setaria geminata (Forssk.) Veldkamp スズメノキビ 
 インド、パキスタン、スリランカ、南西アジア、アフリカ原産。英名はEgyptian panicgrass。

8 Setaria italica (L.) P.Beauv. アワ 粟
 中国原産。中国名は粱 liang。英名はfoxtail millet。世界中で栽培されている。
 1年草。稈は丈夫で、直立し、高さ150㎝以下、節は無毛。葉鞘は無毛または毛があり、縁毛がある。葉身は線状披針形、長さ15~45㎝×幅0.6~2㎝、普通、無毛。葉舌は長さ1~3㎜。円錐花序は密で、分裂し、長さ6~40㎝×幅0.5~5㎝、非常に変化が多く、成熟すると直立または垂れ下がる。小穂は基部にその長さの1~5倍の長さの剛毛が数本つく。花序軸は絨毛がある。小穂は楕円形~卵形~ほぼ球形、長さ2~3㎜、黄色、褐色、オレンジ色、または紫色。第1苞穎(lower glume)は小穂の長さの1/3~1/2。第2苞穎(upper glume)は小穂の長さとほぼ同長、5~7(~9)脈があり、鈍形。第1(下側の)小花の護穎(lower lemma)は小穂の長さに等しく、5~7脈がある。第1小花の内穎(lower palea)は無いかまたは狭く、護穎の長さの1/2以下。第2(上側の)小花は黄色または橙黄色、長円形または卵状長円形、軟骨性、熟すと脱落し、細かいしわがあるか平滑で光沢がある。花期および果期は夏~秋。2n=18。
品種) 'Empire' , 'German' , 'German No. 8' , 'German R' , 'Jingu 47' , 'Lime Light Spray' , 'Lowlander' , 'Lugu 7' , 'Major'(var. germanica) コアワ , 'Red Jewel' , 'Sno-Fox'

9 Setaria macrostachya Kunth
 南アメリカ、西インド諸島原産。英名はLarge-spike Bristlegrass。
品種) 'Will Scarlet'

10 Setaria nigrirostris (Nees) T.Durand & Schinz クロボキンエノコロ 
  synonym Chaetochloa nigrirostris (Nees) Skeels
  synonym Panicum nigrirostre Nees   synonym Setaria acromelaena (Hochst.) T.Durand & Schinz  アフリカ原産。英名はblack bristlegrass , black-seed bristle grass , grootsaad setaria , large seed setaria。
 多年草、短い根茎がある。稈は高さ20~100㎝、節に毛があり、基部の鞘は栗褐色。葉は広線形。円錐花序は長さ2~15㎝。剛毛は長さ5~10㎜、わずかにこん棒状で先が粘る。小穂は長さ3~4()㎜。剛毛の先が太くなるのが特徴、類似種のキンエノコロ(S. pumila)は剛毛の先が太くならない。

11 Setaria palmifolia (J.Koenig) Stapf  ササキビ 
 中国、台湾、熱帯アジア、アフリカ原産。中国名は棕叶狗尾草 zong ye go wei cao。英名はMalaysian Palm Grass。
品種) 'Variegata'

12 Setaria parviflora (Poir.) Kerguélen フシネキンエノコロ 
  synonym Setaria gracilis Kunth
  synonym Setaria geniculata P.Beauv.
 熱帯、亜熱帯に広く分布。中国名は幽狗尾草 you gou wei cao。英名はknotroot bristlegrass . marsh bristle grass。別名はアメリカエノコログサ。山の斜面、道端、ごみ捨て場などに生える。  1年草または短命の多年草。基部に芽または短い節のある根茎がある。 稈は直立または膝状に曲がり、高さは20~90㎝。 葉鞘は竜骨があり、無毛。 葉身は堅く、平らまたは内巻きし、長さ5~30㎝×幅0.2~0.8㎝、無毛または上面の基部に直軟毛があり、先は尖鋭形。葉舌は長さ約1㎜。円錐花序は密、円筒形、長さ2~15㎝×幅0.5~1.2㎝。枝は退化し、8~12本の剛毛が基部につく、1個の成熟した小穂になる。花序軸は毛がある。成熟すると剛毛は金色または紫褐色になり、長さは小穂の長さの2~3倍になる。小穂は楕円形、長さ1.8~2.5㎜。第1苞穎(lower glume)は小穂の長さの1/3の長さ、先は鋭形。第2苞穎(upper glume)は広卵形、小穂の長さの1/2、鈍形。下側の小花は中性、下側の内穎(lower palea)は堅い膜質、披針形、上側の小花とほぼ同長、幅が狭く、竜骨に翼がなく、微細なパピラがある。上側の護穎(upper lemma)は卵状楕円形で、細かくしわがある。花期および果期は10~12月。2n=72。

13 Setaria plicata (Lam.) T.Cooke コササキビ 小笹黍
  synonym Setaria excurrens (Trin.) Miq. var. pauciseta (Steud.) Ohwi
 日本(四国、九州、沖縄)、中国、台湾、インド、インドシナ、マレーシア、ネパール、タイ原産。中国名は皱叶狗尾草 zhou ye gou wei ca。別名はタイワンコササキビ。開いた林内、谷、湿った道端などに生える。
 多年草。根茎に節がある。稈はゆるく房状(株立)になり、直立または傾伏し、高さ45~130㎝×直径6㎜以下。葉鞘は±パピラ状の直軟毛があり、縁は普通、縁毛がある。葉身は狭披針形、しなやかで、質が薄く、長さ10~40㎝×幅1~3㎝、パピラ状の直軟毛または小剛毛があるか、または無毛、基部に向かって狭くなり、先は漸尖形。葉舌は長さ約3㎜、縁毛がある。円錐花序は長さ15~33㎝、枝は長さ8㎝以下、緩く、斜上し、いくつかの小穂は長さ10~20mmの単純な剛毛(総苞毛)が基部につく。小穂は卵状長円形、長さ3~4㎜、先は鋭形。 苞穎は縁が広い紙質。第1苞穎(lower glume)は卵形、小穂の長さの1/4~1/3、先は鈍形~切形。第2苞穎(upper glume)は小穂の長さの1/2~3/4、5~7脈があり、先は鈍形~鋭形。下側の護穎(lower lemma)は雄性または中性、普通、上側の小花の長さに等しく、5脈がある。下側の内穎(lower palea)はしばしばよく発達する。上側の護穎(upper lemma)は普通、明瞭なしわがあり、まれに平滑になり、先は短突起がある。花期および果期は6~10月。2n=36。

14 Setaria pumila (Poir.) Roem. et Schult. キンエノコロ 金狗尾
  synonym Setaria cinerea T.Koyama
  synonym Setaria pallidefusca (Schumach.) Stapf et C.E.Hubb.
  synonym Setaria pumila (Poir.) Roem. et Schult. var. longispica (Honda) Masam.
  synonym Setaria pumila (Poir.) Roem. et Schult. subsp. pallidefusca (Schumach.) B.K.Simon コツブキンエノコロ
  synonym Setaria glauca auct. non (L.) P.Beauv.
  synonym Setaria glauca (L.) P.Beauv. var. pallidefusca (Schumach.) T.Koyama
 旧大陸に広く分布。中国名は金色狗尾草 jin se gou wei cao。英名はyellow foxtail , yellow bristlegrass , pidgeongrass。別名はナガボノキンエノコロ、コツブキンエノコロ、ウスギキンエノコロ。ごみ捨て場、山の斜面、林縁、日当たりのよい畑、道端に普通に生える。
 以前はキンエノコロ、コツブキンエノコロの2亜種に分けていたが、現在では分けない。
 1年草。稈は直立または膝状に曲がり、高さ20~90㎝、平滑または花序のすぐ下でザラつき、節は無毛。葉鞘は竜骨があり、無毛。 葉身は線形、長さ5~40㎝×幅0.2~1㎝、下面は平滑、上面はザラつきまたは基部に直軟毛がある。葉舌は長さ約1㎜。円錐花序は密、円筒形、長さ3~17㎝×幅0.4~0.8㎝、枝は、5~10本またはそれ以上の剛毛が基部についた1個の成熟した小穂になり(ときに、なくなる小穂もある)、花序軸は毛がある。剛毛は褐金色、またはときに紫色、小穂の長さの2~3倍。小穂は広卵形で、長さ(2.2~)2.5~3.5㎜。苞穎(glumes)は卵形。第1苞穎(lower glume)は小穂の長さの1/3~1/2。第2苞穎(upper glume)は小穂の長さの1/2~2/3。下側の小花は普通、雄性。 下側の内穎(lower palea)は透明、卵形、サイズと形が上側の小花と一致し、竜骨は狭い翼がある。上側の護穎(upper lemma) は広卵形、粗いしわがある。花期および果期は6~10月。2n=18, 36。
14-1 Setaria pumila (Poir.) Roem. et J.A. Schult. subsp. pumila キンエノコロ 金狗尾草 狭義
 北半球の温帯全般に広く、分布。最近ではアメリカ大陸のものは帰化とされている。
 1年草、高さ30~80㎝。葉は無毛で、基部だけに長毛があり、表面がややざらつき、裏面は平滑で光沢がある。花序は長さ3~10㎝の円柱形。小穂の基部には黄金色の剛毛(総苞毛)が密生する。小穂はアキノエノコログサより大きく、長さ2.9~3.4 ㎜、幅1.9~2.3㎜、厚さ1.2~1.6㎜、長さ/幅比の平均1.5。第1苞頴は3脈があり、長さ約2㎜、第2苞頴は5脈があり長さ約2.5㎜。第3苞頴(退化した第1小花の護頴)は5脈があり小穂と同長。第2苞頴が短いため、護頴の先が見える。n=18,36
14-2 Setaria pumila (Poir.) Roem. et Schult. subsp. pallidefusca Schumach. コツブキンエノコロ 小粒金狗尾
  synonym Setaria pallidefusca (Schumach.) Stapf et C.E.Hubb.
 日本(北海道、本州、四国、九州)、中国、台湾、インド、スリランカ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、オマーン、イエメン、アフリカ原産。中国名は褐毛狗尾草 he mao gou wei cao。英名はcattail grass, Queensland pigeon grass。
 Ylist、Kewscienceなどは基本種に含めている。最近ではこの亜種は認められていない。
 1年草。高さ30~80㎝。葉は無毛、基部だけに長毛があり、表面がややざらつき、裏面は平滑で光沢がある。花序は円柱形。小穂の基部に赤褐色~黄金色の剛毛(総苞毛)が密生する。花序が短いと赤味を帯び、長いと黄金色となることが多く、濁った色になることもある。小穂は長さ2.1~2.8㎜、 幅1~1.7 ㎜、厚さ0.9~1.3 ㎜、長さ/幅比の平均1.8。第1苞頴は3脈があり、長さ約1㎜、第2苞頴は5脈があり長さ約1.5㎜。第3苞頴(退化した第1小花の護頴)は小穂とほぼ同長。第2苞頴が短いため、護頴の先が半分ほど見える。果実が熟して小穂が落ちても、総苞毛は黄金色のまま残り、美しい。果実(頴果)は長さ1.4~2㎜。花期は 8~10月。

15 Setaria punctata (Burm.f.) Veldkamp スズメノヒエツナギ 
  synonym Paspalidium punctatum (N. L. Burman) A. Camus
 中国、台湾、バングラデシュ、カンボジア、インド、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、タイ、ベトナム、東アフリカ原産。中国名は尖头类雀稗 jian tou lei que bai。小川に沿う湿地の土壌に発根し、淡水に浮かぶ。
 多年草。稈は丈夫、海綿状、這い、下部の節から発根し、花のつくシュートは高さ50~100㎝またはそれ以上になる。葉鞘は広がり、平滑、縁は膜質。 葉身は線状披針形、長さ10~25㎝×幅0.3~0.8㎝、ザラつき、上面はパピラがあり、先は尖鋭形。葉舌は長さ1~2mm。花序軸は長さ10~30㎝。総状花序は8~15個つき、長さ1~5㎝、少なくとも花序の上部で重なる。花軸(rachis)は幅0.5~1.5㎜、波打ち、先は針状(acicular)。小穂は卵状長円形、長さ2~3㎜。第1苞穎(lower glume)は袖口状(cufflike)、小穂の長さの1/4、先は切形。第2苞穎(upper glume)はほぼ円形、小穂の長さの1/4~1/2、3~5脈があり、先は円形または切形。 下側の小花は中性、護穎は卵形、上側の小花の長さと同じかまたはそれよりわずかに短く、明瞭な3~5脈があり、先は鋭形、内穎(palea)はない。上側の護穎(upper lemma)は卵形、細かいしわがあり、先端が鋭く尖る尖鋭形。花期および果期は7~10月。

16 Setaria sphacelata (Schumach.) Stapf et C.E.Hubb. ex M.B.Moss アフリカキンエノコロ 
 アフリカ、マダガスカル原産。英名はtall African grass , South African pigeon grass , African bristlegrass。
 多年草、叢生する。根茎があり、根茎は頑丈。 稈は高さ50~150cm、平らにになり、節は無毛。葉鞘は無毛。葉身は長さ15~50㎝×幅4~10㎜、平らで、やや緩い。円錐花序は長さ5~25㎝×太さ4~8㎜(剛毛を除く)、密な穂状。 剛毛は5本またはそれ以上、長さ3~6㎜、普通、橙色~紫色。小穂は長さ2.5~3㎜、楕円状長円形。第1苞穎(lower glume)は小穂の長さとほぼ同長。上側の小花は雄性。第2苞穎(upper glume)は Vi-A、小穂と同長。下側の護穎(lower lemmas)は上側の護穎(upper lemmas)と同長。下側の内穎(lower paleas)は上側の内穎(upper paleas)と同長、広い。上側の護穎(upper lemmas)は細かい横しわがある。上側の内穎(upper paleas)は上側の護穎(upper lemmas)に似る。2n=36, 54。
品種)  'Kazungula' , 'Nandi'

17 Setaria sulcata Raddi   
 メキシコ、中央アメリカ、南アメリカ原産。アフリカ、ニュジーランドに帰化。
背の高い多年草、大きく群生する。稈は高さ1~2m、頑丈で、直立する。葉身は広線形~狭披針形、長さ20~60cm×幅10~50mm、目立ってしなやかで、ときに偽葉柄がある。円錐花序は狭披針形、長さ25~50cm、直立し、仏塔状(pagoda-like)、枝は短く堅く、広がり、花軸(rhachis)は微軟毛がある。剛毛は長さ3~15mm。 小穂は卵形、長さ3~3.5mm、淡色、先は鋭形。第1苞穎(lower glume)は小穂の長さの1/4~1/3。第2苞穎(upper glume)は小穂の長さの1/2~2/3。下側の小花は不稔、その護穎は薄い革質であり、上側の護衛と同長またはそれより長く、よく発達した内穎(palea)をもつ。上側の護穎(upper lemma)は平滑。

18 Setaria verticillata (L.) P.Beauv. ザラツキエノコログサ
 日本、中国、熱帯アジア、ヨーロッパ、オーストラリア、アフリカ原産。中国名は倒刺狗尾草 dao ci gou wei cao。英名はhooked bristlegrass, rough bristle-grass, bristly foxtail。道端、開けた草地などに生える。
 1年草。稈は株立(房状)で、枝分かれが多く、斜上し、高さ20~100㎝、無毛。 葉鞘は質が薄く、無毛または乳頭状微軟毛があり、縁には繊毛がある。葉身は広線形、ゆるんで(flaccid)、長さ5~20㎝×幅0.4~1.8㎝、普通、無毛(または上面は著しくザラつき)または疎毛があり、基部はほぼ円形、縁はザラつき、先は長い尖鋭形。葉舌は長さ0.5~1mm、密に縁毛がある。円錐花序は密、穂状花序状または活発な株では分岐裂して短い側枝をもち、長さ4~15㎝(主に長さ7~8㎝×幅1.5~1.7㎝)、小穂は基部に1~4本の剛毛(総苞毛=小枝の先に変化した刺毛)をもつ。花序軸は短い小剛毛がある。剛毛は緑色または帯茶色、長さ3~8㎜、後ろ向きの剛毛(鈎)があり、しばしば絡み合う。小穂は楕円形(卵状長円形)、長さ1.8~2.4㎜、緑色(乳灰色~乳灰緑色)、平滑、無毛、脈は明瞭に暗く、先は鈍形。第1苞穎(lower glume)は三角状広卵形、小穂の長さ1/3~1/2、長さ約0.8㎜、1(3)脈があり、先は鈍形。第2苞穎(upper glume)は舟形、小穂の長さとほぼ同長、(5)7脈がある。第1小花(下側の小花)は中性。下側の内穎(lower palea)はかなり小さく、小穂の長さの約1/2。上側の護穎(upper lemma)は背側が圧縮され、細かい横しわがある。上側の内穎(upper palea)は上側の護穎に似ている。花期および果期は6~9月(日本では10~12月)。2n=18, 36。

19 Setaria viridis (L.) P.Beauv. エノコログサ 狗尾草 広義
  synonym Setaria viridis (L.) P.Beauv. subsp. minor (Thunb.) T.Koyama
 熱帯、亜熱帯に広く分布。中国名は狗尾草 gou wei cao。英名はGreen Foxtail。別名はネコジャラシ。丘の斜面、道端、ごみ捨て場の草地などに生える。
 1年草。稈は房状(株立)、直立または膝状に曲がり、高さ70(~150)㎝、直径3~7㎜。 葉鞘は無毛~乳頭状直軟毛(papillose-pilose)があり、縁は密に縁毛がある。葉身は線形~線状披針形、平ら、無毛または両面に乳頭状直軟毛があり、基部はほぼ円形またはほぼ切形、縁はザラつき、先は尖鋭形。葉舌は長さ1~2㎜。円錐花序は密集しており、普通、円筒形、普通は上向きに先細になり、長さ1~24㎝、直立またはわずかにうなずき、小穂はそれぞれ3~7(~25)本の剛毛が基部につく数個の小穂をもつ。花序軸は直軟毛または毛がある。剛毛は緑色、褐色、または紫色、長さ4~12mm。小穂は楕円状長円形、長さ2~2.5(~3)㎜、先は鈍形。第1苞穎(lower glume)は小穂の長さの1/4~1/3、先は鈍形またはまれに鋭形。第2苞穎(upper glume)は楕円形、小穂の長さと同長。下側の護穎(lower lemma)は小穂の長さに等しい。下側の内穎(lower palea)は護穎の長さの約1/3。上側の内穎(upper palea)は淡緑色、長円形、細かい点状のしわがあり、先は鈍形。花期および果期は5~10月。2n=18。
 以下の亜種、変種に分けられていたが、現在ではSetaria viridis (L.) P.Beauv.のsynonymとされている。

19-1 Setaria viridis (L.) P.Beauv. subsp. viridis エノコログサ 狗尾草 狭義
  synonym Setaria viridis (L.) P.Beauv. var. minor (Thunb.) Ohwi
 日本全土、北半球のほとんどに分布する。中国名は狗尾草 gou wei cao(基本種)。英名はgreen bristle grass。別名はネコジャラシ。日当たりのよい草地、道端、荒地に生える。
 1年草。高さ30~80㎝。全体に緑色。茎は基部で分かれ、叢生する。葉は長さ(5)10~20㎝×幅(0.2)0.5~1.8㎝の広線形で、無毛。葉鞘も無毛。葉舌は毛状。花序は長さ(2)3~7(12)㎝、幅約8(4~13)㎜の円柱形で、ほぼ直立する。小穂は長さ2~2.5㎜。第1苞頴は長さ約0.8㎜、第2苞頴は長さ約2㎜で小穂と同長。小穂の基部に長さ(4)8~12㎜の緑色の剛毛(刺毛または総苞毛ともいう)が3~7本ある。総苞毛には上向きの小刺がある。果実は長さ約1.2㎜の卵形、乳白色。花期は(5)6~10月。2n=18。
19-2 Setaria viridis (L.) P.Beauv. f. japonica (Koidz.) Ohwi カタバエノコログサ 
  synonym Setaria viridis (L.) P.Beauv. var. angustifolia Y.N.Lee
  synonym Setaria viridis (L.) P.Beauv. var. japonica (Koidz.) Honda
 別名はホソバノエノコログサ
 葉脚(葉の基部O)がくさび形のもの。
19-3 Setaria viridis (L.) P.Beauv. f. misera Honda  ムラサキエノコロ 紫狗尾
  synonym Setaria viridis (L.) P.Beauv. subsp. purpurascens (Maxim.) Masam.
 エノコログサの花序の剛毛が紫褐色の品種。早いものは道端で5月末から見られることもある。葉、葉鞘や茎なども紫色を帯び、小穂の大きさなどはエノコログサと同じ。
  葉は幅5~8㎜。葉舌は毛状。花序は長さ3~6㎝の穂状、直立する。小穂は長さ約2㎜。第1苞頴は長さ約0.8㎜、第2苞頴は長さ約2㎜で小穂と同長。小穂の基部に長さ8~12㎜の紫褐色の剛毛(刺毛または総苞毛ともいわれる)がある。
19-4 Setaria viridis (L.) P.Beauv. var. pachystachys (Franch. et Sav.) Makino et Nemoto ハマエノコロ 浜狗尾
  synonym Setaria viridis (L.) P.Beauv. var. pachystachys (Franch. et Sav.) Makino et Nemoto f. nana Honda
  synonym Setaria viridis (L.) P.Beauv. var. pachystachys (Franch. et Sav.) Makino et Nemoto subvar. rufescens Honda
  synonym Setaria viridis (L.) P.Beauv. subsp. pachystachys (Franch. et Sav.) Masam. et Yanagita
  synonym Setaria viridis (L.) P.Beauv. f. pachystachys (Franch. et Sav.) Makino
  synonym Setaria pachystachys (Franch. et Sav.) Matsum.
 日本、朝鮮、中国、台湾に分布。中国名は厚穗狗尾草 hou sui gou wei cao。別名はムラサキハマエノコロ。海岸の砂地や砂利に生える。
 1年草、エノコログサの海岸型の変種。高さ5~25㎝。稈は株から放射状に出て、基部が匍匐し、上部は斜上し、叢生する。葉は狭披針形、長さ1.5~5(8)㎝×幅5~10㎜、両面とも平滑、無毛、ザラつく。花序は長さ1~4㎝の卵形~楕円形~長楕円形、剛毛が密で長く、花序の長さが短く、小形。小穂は長さ2~2.5㎜の惰円形、無毛。第1苞頴は長さ約0.8㎜。小穂の基部の剛毛(刺毛)は長さ(5)6~8(10)㎜、10~25(30)本つく。果実は長さ1.4~1.5㎜、乳灰色、円頭、臍は点状。花期は6~9月。

20 ハイブリッド
(1) SetariaSetaria x gussonei Kerguélen イヌエノコロ 犬狗尾
  synonym Setaria viridis (L.) P.Beauv. var. ambigua (Guss.) Coss. et Durieu
  synonym Setaria x decipiens C.Schimper ex Asch.
  synonym Setaria x ambigua (Guss.) Guss.
  synonym Setaria verticillata (L.) P.Beauv. var. ambigua (Guss.) Parl.
  synonym Setaria verticillata (L.) P.Beauv. f. ambigua (Guss.) T.Koyama
 日本(沖縄)に分布する。別名はイヌエノコログサ
 Kewscience , GBIFではザラツキエノコログサ Setaria verticillata (L.) P.Beauv.のsynonymとしている。
(2) Setaria x pycnocoma (Steud.) Henrard オオエノコロ 大狗尾
  synonym Setaria viridis (L.) P.Beauv. var. gigantea (Franch. et Sav.) Matsum.
  synonym Setaria viridis (L.) P.Beauv. subsp. pycnocoma (Steud.) Tzvelev
  synonym Setaria gigantea (Franch. et Sav.) Makino
  synonym Setaria italica (L.) P.Beauv. subsp. pycnocoma (Steud.) J.M.J.de Wet
 中国名は巨大狗尾草 ju da gou wei cao。道端、林縁、特にアワ(Setaria italica)畑の雑草。
稈は根元で少し枝分かれし、高さ60~150㎝。葉身は長さ15~40㎝×幅1~2.5㎝、両面が平滑。花序はときに分裂し、長さ7~24㎝×幅1.5~2.5㎝。 剛毛は緑色、帯褐色、または帯紫色、長さ7~12mm。 小穂は長さ2.5~3㎜。花期および果期は6~10月。
(3) Setaria x reclinata (Vill.) Chevall. アイノコエノコロ 
  synonym Setaria viridis var. reclinata (Vill.) Chevall.
  synonym Panicum reclinatum Vill. [KewscienceではSetaria viridisのsynonym]
 キンエノコロ×エノコログサ
 GBIFではエノコログサ Setaria viridis (L.) P.Beauv.のsynonymとしている。

21 その他ハイブリッド
品種) 'Joanna Thomas' , 'Trex'PBR

参考

1) Flora of China
 Setaria
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=130214
2) Plants of the World Online| Kewscience
 Setaria
https://powo.science.kew.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:331287-2
3) World Flora Online
 Setaria
http://www.worldfloraonline.org/taxon/wfo-4000035199
4) World Checklist of Vascular Plants
 Setaria
https://wcvp.science.kew.org/
5) FNA - Flora of North America
 SETARIA P. Beauv.
http://beta.floranorthamerica.org/Setaria