アキノエノコログサ 秋の狗尾草

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Flora of Mikawa

イネ科 Poaceae エノコログサ属

中国名 大狗尾草 da gou wei cao
英 名 giant foxtail, Japanese bristlegrass
学 名 Setaria faberi R. Herrm.
アキノエノコログサの紫色のほぼ直立した花序
アキノエノコログサの花序拡大
アキノエノコログサの葉鞘
アキノエノコログサの小穂
アキノエノコログサの小花
アキノエノコログサ
アキノエノコログサ葉表の毛
アキノエノコログサ剛毛(総苞毛)
アキノエノコログサ小穂
花 期 6~11月
高 さ 50~80㎝
生活型 1年草
生育場所 日当たりのよい空地、道端に普通
分 布 在来種  北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、台湾
撮 影 三ヶ根山  07.9.21
和名の由来はエノコログサより花期がやや遅く、秋に咲くことから。ただし、開花の開始は早く、7月から普通に見られる。北アメリカに帰化している。
 葉は長さ30~40㎝、幅2~2.5㎝の広線形。葉の表面にやや紫色を帯びた毛が密生することが多く、無毛のこともある。葉鞘の縁は有毛。葉舌は毛状。穂状花序は長さ5~20㎝の円柱形で、穂が長くなると先が垂れる。短く、垂れ下がらないこともある。小穂はエノコログサより大きく、長さ2.8~3㎜の卵形。第1苞頴は5脈があり、長さ約1.5㎜。第2苞頴は7脈があって長さ約2.5㎜であり、小穂よりやや短く護頴の先が見える。小穂の基部の剛毛(総苞毛)は普通、緑色で、紫色を帯びることも多い。果実は長さ約2㎜の広卵形。2n=36。
 エノコログサは花序が直立し、小穂が長さ約2㎜と小さく、苞頴と護頴が同長で中の護頴が見えない(エノコログサとアキノエノコログサの比較)。
 ムラサキエノコロはエノコログサの花序の剛毛が紫褐色の品種。アキノエノコログサも紫色を帯びることが多い。