ダグラスイヌホオズキ
Flora of Mikawa
ナス科 Solanaceae ナス属
英 名 | Douglas' nightshade , greenspot nightshade |
学 名 | Solanum douglasii Dunal Solanum nigrum L. var. douglasii (Dunal) A. Gray |
花 期 | 7~11月 |
高 さ | 50~100㎝ |
生活型 | 1年草又は多年草 |
生育場所 | 田の畔、草地、湿った場所 |
分 布 | 帰化種 北アメリカ西南部原産 |
撮 影 | 蒲郡市 11..9.22 |
Solanum douglasii Dunalはオオイヌホオズキによく似ているが、球状顆粒が0~5(又は0~10個)であり、花冠の基部が緑色でgreenspot
nightshadeともいわれる。花冠の基部が褐色になることもあるという。オオイヌホオズキの果実には球状顆粒が4~10個ある。
このSolanum douglasiiと思われるものが確認できた。標準和名がなく、Douglas' nightshadeといわれることからダグラスイヌホオズキと仮称する。
1年草又は短命な多年草。茎は年を経ると、ときに木質化する。高さは1m以下。塊根や走出枝はつくらない。刺がなく、無毛~軟毛~剛毛のある多様な草本。茎は円柱形~角柱で、稜に上向きに曲がった小歯がある。葉は互生又は亜互生し、長さ2~9(実測 8.5)㎝、幅1~5(実測 4.5)㎝の卵形~惰円状披針形。縁は全縁~粗い鋸歯縁。基部は切形~楔形。葉先は広く又は鋭く尖る。葉柄は長さ(1~)2~6(~8)㎝(実測 2㎝)。散形状の総状花序が節間ときに葉に対生して側生する。 花は(1~)3~8(~12)個。花は放射相称。花柄は8~30㎜。小花柄は2~12㎜。萼は長さ1.5~2.5㎜。花冠裂片は披針形、又は丸みを帯び、花筒の約1/4の長さ。花冠は回転形~星形、後屈し、白色~淡紫色、腺細胞が分布し、ときに、基部が褐色を帯びた星形、直径8~25㎜。花柱は雄しべと同長又は雄しべより3㎜以下で長い。軟毛はその半分以下の長さ。雄しべは長さがほぼ等しく、長さ (2.5~)3~4(~4.5) ㎜。花糸は葯の1~1/5の長さで、通常1㎜以下。果実はほぼ球形、幅6~12㎜、緑色~橙褐色~熟すと黒色。球状顆粒は0~5個。種子は円形、表面がわずかにあばたになり、幅1~1.6㎜。農耕雑草であるが、荒地や河岸地帯でも見られる。(SEInetより)
全形の解説がないので付け加える。茎は直立し、下部で多数分枝し、枝は低く広がって大きな株となる。
他のイヌホオズキ類との比較はイヌホオズキ類の比較表にまとめた。
テリミノイヌホオズキは2型確認されており、テリミノイヌホオズキ(垂れ実型)とテリミノイヌホオズキ(カンザシイヌホオズキ型)がある。花が小さく、果実が早く熟して、光沢が強い。
イヌホオズキは花冠の切れ込みが浅くて裂片の幅が広い。また、果実に光沢がなく、球状顆粒を含まない。種子が大きく約2㎜ある。
アメリカイヌホオズキはオオイヌホオズキに果実がよく似ている。花序の花数が4個以下で、花が小さく、花柱や葯も短い。
このSolanum douglasiiと思われるものが確認できた。標準和名がなく、Douglas' nightshadeといわれることからダグラスイヌホオズキと仮称する。
1年草又は短命な多年草。茎は年を経ると、ときに木質化する。高さは1m以下。塊根や走出枝はつくらない。刺がなく、無毛~軟毛~剛毛のある多様な草本。茎は円柱形~角柱で、稜に上向きに曲がった小歯がある。葉は互生又は亜互生し、長さ2~9(実測 8.5)㎝、幅1~5(実測 4.5)㎝の卵形~惰円状披針形。縁は全縁~粗い鋸歯縁。基部は切形~楔形。葉先は広く又は鋭く尖る。葉柄は長さ(1~)2~6(~8)㎝(実測 2㎝)。散形状の総状花序が節間ときに葉に対生して側生する。 花は(1~)3~8(~12)個。花は放射相称。花柄は8~30㎜。小花柄は2~12㎜。萼は長さ1.5~2.5㎜。花冠裂片は披針形、又は丸みを帯び、花筒の約1/4の長さ。花冠は回転形~星形、後屈し、白色~淡紫色、腺細胞が分布し、ときに、基部が褐色を帯びた星形、直径8~25㎜。花柱は雄しべと同長又は雄しべより3㎜以下で長い。軟毛はその半分以下の長さ。雄しべは長さがほぼ等しく、長さ (2.5~)3~4(~4.5) ㎜。花糸は葯の1~1/5の長さで、通常1㎜以下。果実はほぼ球形、幅6~12㎜、緑色~橙褐色~熟すと黒色。球状顆粒は0~5個。種子は円形、表面がわずかにあばたになり、幅1~1.6㎜。農耕雑草であるが、荒地や河岸地帯でも見られる。(SEInetより)
全形の解説がないので付け加える。茎は直立し、下部で多数分枝し、枝は低く広がって大きな株となる。
他のイヌホオズキ類との比較はイヌホオズキ類の比較表にまとめた。
テリミノイヌホオズキは2型確認されており、テリミノイヌホオズキ(垂れ実型)とテリミノイヌホオズキ(カンザシイヌホオズキ型)がある。花が小さく、果実が早く熟して、光沢が強い。
イヌホオズキは花冠の切れ込みが浅くて裂片の幅が広い。また、果実に光沢がなく、球状顆粒を含まない。種子が大きく約2㎜ある。
アメリカイヌホオズキはオオイヌホオズキに果実がよく似ている。花序の花数が4個以下で、花が小さく、花柱や葯も短い。