アズマナルコ 東鳴子
Flora of Mikawa
カヤツリグサ科 Cyperaceae スゲ属
中国名 | 二形鳞薹草 er xing lin tai cao |
学 名 | Carex shimidzensis Franch. |
果 期 | 5~6月 |
高 さ | 40~80㎝ |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 山地の湿った場所、渓流 |
分 布 | 在来種 北海道、本州、九州、朝鮮、中国、インド、ネパール、ミャンマー、スリランカ、タイ、ベトナム |
撮 影 | 岡崎市 12.6.4 |
根茎は短く、叢生する。基部は太く、鞘は葉身を欠き、淡褐色(地下の部分は色が濃い)。葉は幅5~12㎜、柔らかく、縁に上向きの小刺があり、ざらつく。苞は長く、無鞘。小穂は茎の上部に集まって3~6個つき、垂れ下がる。頂部の雄小穂は長さ4~10㎝の線形。側小穂は雌性、幅4~5㎜、長さ3~12㎝、細くて長い柄があり、垂れ下がる。側小穂の先に小さな雄花をつける小穂も多く、基部に雄小穂をつけることもある。果胞は長さ2.5~3㎜、狭卵形~卵形、平滑、嘴は短く、口部は凹形、熟すと膨らむ。雌鱗片は淡緑色で短い芒があり、果胞より幅が狭く、長さはほぼ同長かやや短いこともある。痩果は長さ約1.5㎜、広卵形、褐色、断面はレンズ形、表面に微細な凸凹がある。柱頭は2岐。
テキリスゲは葉や茎が著しくざらつき、葉が硬い。果胞が長さ2~2.5㎜と小さく、嘴の先が2つに小さく分かれる(小2歯状)。基部に糸網を生じる。
オタルスゲは果胞が膨らまず、嘴が長い。
アゼナルコは果胞に乳頭状突起があり、口部が全縁。鱗片に長い芒がある。
テキリスゲは葉や茎が著しくざらつき、葉が硬い。果胞が長さ2~2.5㎜と小さく、嘴の先が2つに小さく分かれる(小2歯状)。基部に糸網を生じる。
オタルスゲは果胞が膨らまず、嘴が長い。
アゼナルコは果胞に乳頭状突起があり、口部が全縁。鱗片に長い芒がある。