アゼナルコ 畔鳴子
Flora of Mikawa
カヤツリグサ科 Cyperaceae スゲ属
別 名 | アゼナルコスゲ 畔鳴子菅 |
中国名 | 二形鳞薹草 er xing lin tai cao |
学 名 | Carex dimorpholepis Steud. |
果 期 | 4~6月 |
高 さ | 20~80㎝ |
生活型 | 多年草 |
生育場所 | 畔、川岸、湿った林縁、草地 |
分 布 | 在来種 北海道、本州、朝鮮、中国、インド、ネパール、スリランカ、タイ、ベトナム、ミャンマー |
撮 影 | 豊田市 05.6.5 |
和名は穂が鳴子に似て畔に生えることから。茎の断面は3角形。葉は黄緑色で幅0.4~1㎝。小穂は4~6個つき、長さ3~7㎝、幅約5㎜、垂れ下がる。最上部を除いて雌花、最上部の小穂の雄花の先にも雌花がつくのが特徴である。果胞は長さ約3㎜の広卵形、扁平、嘴がほとんどなく、表面に乳頭状突起が密生する。突起はゴウソより突起が低く、やや不明瞭。柱頭は2岐、取れやすい。鱗片は果胞に比べ幅が狭く、先は凹頭、太くて長い芒がつき、芒には鋭い上向きの刺がある。果実は果胞よりかなり小さく、長さ1.8㎜の扁平な倒卵形、褐色~暗褐色。2n=62,76。