アメリカアゼナ アメリカ畔菜

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Flora of Mikawa

アゼナ科 Linderniaceae アゼナ属

中国名 北美母草 bei mei mu cao
英 名 false pimpernel, yellowseed false pimpernel
学 名 Lindernia dubia (L.) Pennell var. dubia(Ctype)
Lindernia dubia (L.) Pennell (広義)
Lindernia dubia (L.) Pennell var. major (Pursh) Pennell
アメリカアゼナ花
アメリカアゼナ花
アメリカアゼナ花
アメリカアゼナ花
アメリカアゼナ果実
アメリカアゼナの茎
アメリカアゼナ
アメリカアゼナ種子
アメリカアゼナ葉裏
アメリカアゼナ葉表
花 期 6~9月
高 さ 10~30㎝
生活型 1年草
生育場所 田の畔、湿った場所
分 布 帰化種 北アメリカ、南アメリカ原産
撮 影 吉良町  07.9.24
ゴマノハグサ科からオオバコ科に移されたが、APG III(2009年版)ではアゼナ科として分離された。
 var. dubia とvar. major はUSDA(ARS)ではSynonym とされ、var. majorはvar. dubiaに含め、あまり使われていない学名である。しかし、アメリカアゼナvar. major とタケトアゼナvar. dubia に分ける見解もある。両者の学名は分けずに、 var. dubia とするのが普通であり、アメリカアゼナとタケトアゼナを分ける場合はアメリカアゼナをCタイプ、タケトアゼナをRタイプという。
 茎は4稜形、赤色を帯びることも多い。葉は対生し、長楕円形で、縁に低い鋸歯があり、基部はくさび形。3~5本の葉脈が目立つ。花は葉腋に単生し、白色~淡青色で、濃淡の模様がある場合もある。花冠は長さ0.5~1㎝、花冠にわずかに腺毛がある。雄しべは4個つき、下側の2個は葯がない仮雄ずいとなっている。花柄は苞葉の長さの0.5~1倍。果実の先は尖る。種子は長さ0.3~0.4(実測0.34~0.4)㎜の曲がった柱状、横の隆起線がある。2n=32。
 タケトアゼナ(アメリカアゼナのRタイプ)は葉の基部が円形で鋸歯が不明瞭。花柄の長さは苞葉の1~1.5倍。
 在来種のアゼナは葉の幅がやや広く、3脈が目立ち、縁に鋸歯がほとんどない。雄しべ4個に葯がある。
 ヒメアメリカアゼナははっきりした鋸歯が葉に2~3対つき、花柄の長さが苞葉の2~3倍と長いのが特徴である。