アベマキ 阿部槇
Flora of Mikawa
ブナ科 Fagaceae コナラ属
別 名 | コルククヌギ |
英 名 | Chinese cork oak |
中国名 | 栓皮栎 shuan pi li |
学 名 | Quercus variabilis Blume. synonym Pasania variabilis (Blume) Regel, |
花 期 | 4~5月 |
高 さ | 10~30m |
生活型 | 落葉高木 |
生育場所 | 道端、荒地などに普通 |
分 布 | 在来種 本州(山形県以南)、四国、九州、朝鮮、中国、台湾、チベット、ベトナム |
撮 影 | 鳳来寺山 03.8.2 |
ブナ科・コナラ属の落葉高木。三河にはクヌギの自生は少ないがこのアベマキは多い。
落葉高木。高さ10~30m。樹幹は直立する。幹は灰黒色、樹皮に厚いコルク層が生じ、割れ目がやや赤味を帯びて見える。葉は互生し、長さ8~15(20) ㎝、幅2~6(8)㎝の長楕円形、浅い波状の鋸歯があり、鋸歯の先端に長さ2~3㎜の針状の刺がある。側脈は13~18対。葉表は初め軟毛があり、後に無毛。葉裏は灰白色、白色の細かい星状毛が密生し、脈にも毛がある。葉柄は長さ1~3(5)㎝。雌雄同株。葉の展開と同時に開花する。雄花序は長さ約10㎝垂れ下がる。雄花は花被が直径約2.5㎜、雄しべは3~4個。雌花は葉腋に普通1個ずつつき、花柱3個、短い花柄がある。堅果は直径1.5~1.8㎝、球形に近く、実を包む殻斗(がくと)は線形の鱗片が密生する。堅果は熟すのに翼年の秋までかかり、熟して茶色になると落ちる。2n=24。花期は4~5月。果期は翌年の9~10月。
クヌギは幹が曲がることが多く、コルク状にならず、不規則な割れ目がある。葉裏面に星状毛がなく、淡緑色。葉縁の波状鋸歯がやや深い。堅果はよく似ている。2n=24
クリは幹に縦長の割れ目ができる。葉表の光沢が強く、葉の鋸歯が先まで緑色であり、鋸歯の先端の刺が短い。葉裏に星状毛はなく、腺点があり、淡緑色。
落葉高木。高さ10~30m。樹幹は直立する。幹は灰黒色、樹皮に厚いコルク層が生じ、割れ目がやや赤味を帯びて見える。葉は互生し、長さ8~15(20) ㎝、幅2~6(8)㎝の長楕円形、浅い波状の鋸歯があり、鋸歯の先端に長さ2~3㎜の針状の刺がある。側脈は13~18対。葉表は初め軟毛があり、後に無毛。葉裏は灰白色、白色の細かい星状毛が密生し、脈にも毛がある。葉柄は長さ1~3(5)㎝。雌雄同株。葉の展開と同時に開花する。雄花序は長さ約10㎝垂れ下がる。雄花は花被が直径約2.5㎜、雄しべは3~4個。雌花は葉腋に普通1個ずつつき、花柱3個、短い花柄がある。堅果は直径1.5~1.8㎝、球形に近く、実を包む殻斗(がくと)は線形の鱗片が密生する。堅果は熟すのに翼年の秋までかかり、熟して茶色になると落ちる。2n=24。花期は4~5月。果期は翌年の9~10月。
クヌギは幹が曲がることが多く、コルク状にならず、不規則な割れ目がある。葉裏面に星状毛がなく、淡緑色。葉縁の波状鋸歯がやや深い。堅果はよく似ている。2n=24
クリは幹に縦長の割れ目ができる。葉表の光沢が強く、葉の鋸歯が先まで緑色であり、鋸歯の先端の刺が短い。葉裏に星状毛はなく、腺点があり、淡緑色。