ツリガネニンジン  釣鐘人参
[学名] Adenophora triphylla (Thub.) A.DC. var. japonica (Regel) H.Hara
Adenophora triphylla (Thunb.) A.DC. subsp. aperticampanulata Kitam.
キキョウ科 Campanulaceae  ツリガネニンジン属
三河の植物観察
ツリガネニンジンの花4
ツリガネニンジンの花1
ツリガネニンジンの花2
ツリガネニンジンの花3
ツリガネニンジン萼
ツリガネニンジン茎葉
ツリガネニンジン対生の茎葉
ツリガネニンジン根生葉
ツリガネニンジン柄の長い根生葉
ツリガネニンジン
ツリガネニンジンの果実
ツリガネニンジンの果実拡大
ツリガネニンジンの種子
 春の若芽は「ととき」と呼ばれ山菜として食される。普通は秋に開花するが、春に咲くこともよくある。茎は白毛が生え、切ると乳液が出る。茎葉は(2)3~4個が輪生し、長さ4~8㎝の卵状楕円形~披針形。葉の先が尖り、縁に粗い鋸歯があり、短い柄がある。葉の幅には変化が多く、一定しない。根生葉は長柄があり、ほぼ円形、基部は心形、普通、花期にはない。花は互生又は輪生し、細い小柄の先に釣り下がって下向きに咲く。花冠は変化が多く、長さ15~20㎜のやや膨らんだ鐘形が多く、まれに膨らまないものもあり、先が5裂する。花柱は花冠から普通、長く突き出る。ただし、花柱が短いものもある。萼裂片は線形、縁にまばらに小さな鋸歯がある。果実は蒴果、冬にわら色になり、釣り下がって残り、上側が裂開して種子を少しずつ落とす。種子は長さ約1.5㎜、片側に狭い翼がある。2n=34
 白花品はシロバナツリガネニンジン form. albiflora という。
 ハクサンシャジン var. hakusanensis は北海道、本州(中部地方以北)に分布する、高山型。草高がやや低く、花序の花柄が短く、花が密集してつき、花冠が広鐘形。
 サイヨウシャジン var. triphylla は本州(中国地方以西)、九州、沖縄、中国に分布する。Flora of China ではAdenophora tetraphyllaを採用し、中国名は轮叶沙参 (lun ye sha shen) 。花冠は小さく、長さ7~10㎜、幅2.5~7㎜、花冠の幅が狭く、先がやや狭まる筒形(壺形)~狭鐘形。萼裂片は線形、全縁。花柱は長さ14~20㎜、花冠から長く突き出る。2n=34。
 フクシマシャジン Adenophora divaricata は本州(中部地方以北)、朝鮮、中国、ロシアに分布する。中国名は展枝沙参(zhan zhi sha shen)。 葉が3個、輪生する。花は輪生せず、花冠は長さ15~22㎜の広鐘形、裂片は筒部の1/3~2/3の長さ。萼裂片は幅がやや広く、全縁。2n=34
[花期] 8~10月
[草丈] 40~100㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 山野に普通
[分布] 在来種 北海道、本州、四国、九州、千島、サハリン
[撮影] 蒲郡市柏原町 05.5.28
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