トウカイタンポポ  東海蒲公英
[別名] ヒロハタンポポ
[学名] Taraxacum longeappendiculatum Nakai
Taraxacum platycarpum Dahlst. var. longeappendiculatum (Nakai) Morita
キク科 Asteraceae (Compositae)  タンポポ属
三河の植物観察
トウカイタンポポの花
トウカイタンポポの花横
トウカイタンポポの果実
トウカイタンポポの痩果
トウカイタンポポ
トウカイタンポポ葉表
 三河地域はトウカイタンポポの分布域にあたる。総苞外片、内片ともに大きな角状突起がある。総苞外片の幅があまり広くなく、総苞内片と同幅程度が標準とされるが幅が広いものも多い。総苞外片の長さは内片の2/3程度が標準であるが、1/2~1/1と変化が多い。総苞外片が総苞に接してつくのが標準であるが、やや離れてつくことも多く、横向きに開出したり、下向きになっていることもある。カントウタンポポでも変異や交雑が多いといわれており、トウカイタンポポでも同様であると思われる。総苞片の観察は蕾か花が終わった直後が見やすい。種子の完熟期には総苞内片及び外片ともに下向きになり冠毛を広げて全体が丸くなる。総苞の幅は広いものから狭いものまで場所によって差異がある。葉は変異が多く、切れ込みがほとんどないものや深く切れ込むものが混在することもある。別名はヒロハタンポポといわれるが、葉幅が必ずしも広いものではない。痩果は長さ3.5~4.5㎜の淡黄色~淡褐色で、セイヨウタンポポより色が淡色。幅が広く、長さは同程度でやや長いこともある。痩果の嘴の長さがセイヨウタンポポよりやや短いのが普通である。2n=16
 外来種のセイヨウタンポポは、総苞外片が蕾の時から反曲して白っぽく、総苞内片の緑が濃く、黒っぽいことで区別できる。しかし、セイヨウタンポポと在来タンポポとの交雑がおき、純粋なセイヨウタンポポは少ないとの報告もある。反曲した総苞片の先にこぶ状の突起があるものなども確認されている。外観だけの判別では難しいのかもしれない。
 三河地域でトウカイタンポポを外観によって見分ける簡単な方法は頭花が黄色で、総苞が濃緑色でなく、総苞外片、内片の角状突起が大きいことである。あてはまらないものはより詳しい観察が必要(タンポポ詳細参照)。
[花期] 4~5月
[草丈] 10~30㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 道端、草地
[分布] 在来種(日本固有種)  本州(千葉県~東海地方)
[撮影] 岡崎市 05.4.3
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