イチイ  一位、櫟
[別名] オンコ、アララギ
[中国名] 东北红豆杉 dong bei hong dou shan
[英名] Japanese yew
[学名] Taxus cuspidata Siebold et Zucc.
イチイ科  Taxaceae  イチイ属
三河の植物観察
イチイの芽
イチイの小枝の先
イチイの小枝の先2
イチイの幹
イチイ
イチイ葉表
イチイ葉裏
 常緑針葉樹。胸高直径(d.b.h.)は1~1.5m以下。樹皮は赤褐色、浅い亀裂を生じる。冬芽は小枝の基部に宿存し、重なり、背側に尾根があり、先が細くなる。葉が多数つく小枝は、生育状態で断面がV形。葉は小枝の軸に75~95°につく。葉身は暗緑色、葉表面は光沢があり、線形、ほとんど基部から先まで幅が等しく、わずかにかま形、長さ1~2.5(4)㎝、幅2.5~3㎜。葉裏面は中脈にパピラはなく、気孔帯は暗黄色(tawny yellow)、幅0.6~0.7㎜、縁の幅の少なくとも2倍あり、縁の幅は約0.2㎜。葉の基部は楔形、±非相称、縁は外巻き、先は普通、短い0.1~0.3㎜の微突形。花粉錘は卵形又は類球形、直径約3.5㎜、花序柄は長さ0.5~1㎜。小胞子葉 は9~14個つき、各々5~8個の花粉嚢をもつ。種子は卵形又は3つの角がある卵形、長さ約6㎜、幅4~4.5㎜、末端部に3~4個又はそれ以上の鈍い尾根があり、先端に小さく鈍い微突起がある。へそ(hilum)は普通、三角形又は四角形。仮種皮は熟すと、紫赤色、光沢がある。授粉は春、種子は秋に熟す。
キャラボク Taxus cuspidata et Zucc. var. nana 日本、朝鮮に自生し、中国には無い。高さ0.5~2m。幹は斜上し、根元から多数、分枝し、横に広がる。側枝の葉が2列に並ぶイチイと違い、不規則に螺旋状に並ぶ。
※ダイセンキャラボク Taxus cuspidata var. caespitosa
 鳥取県の大山(だいせん)に大群落があり、昭和27年に国の特別天然記念物に指定された。別種とされていたが、現在はキャラボクの変異の範囲内とされている。1~2m位の低木で、幹は斜面に沿って地面を這い、枝張りは10m以上に及び、扇状を呈する。
 葉裏に気孔帯があり、葉が似たものにカヤ属のカヤ、イヌガヤ科のイヌガヤ、マツ科のモミツガなどがある。
[花期] 4月
[樹高] 10~20m
[生活型] 常緑高木
[生育場所] 山地
[分布] 在来種) 北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、ロシア
[撮影] 新城市  16.9.9
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