ホウキギク  箒菊
[英名] narrow-leaf aster, southeastern annual saltmarsh aster, asterweed, bushy starwort
[学名] Symphyotrichum subulatum (Michx.) G. L. Nesom var. squamatum (Spreng.) S. D. Sundb.
Aster subulatus Michx. var. sandwicensis (A. Gray) A. G. Jones
Aster subulatus auct. nonn.
Aster squamatus (Spreng.) Hieron.
キク科 Asteraceae (Compositae)  シムフィヨトリクム属
三河の植物観察
ホウキギクの花序
ホウキギクの花
ホウキギク淡紫色の花
ホウキギク総苞
ホウキギク冠毛
ホウキギク冠毛
ホウキギク葉基部
ホウキギク
ホウキギク冠毛
ホウキギク果実
ホウキギク葉
 、南アメリカのブラジル、ボリビア、アルゼンチンの原産であり、北アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、オーストラリアに広く帰化している。
 茎は直立し、中部以上で多数枝分かれし、茎と鋭角(30~40度程度)に出て、ホウキのようになる。これが和名の由来。下部で枝分かれすることもある。葉は無毛、長さ5~10㎝、幅3~6㎜程度、鋸歯は目立たないか又は3~4対。葉の基部は茎の半分に達するほど茎をしっかり抱く。頭花は散房状に30~100個つき、長さ6~15㎜の小花柄より偏側生の枝の方が長い。総苞は長さ5~7(8)㎜。総苞片は18~24(30)個つき、先細~披針形(ときにやや広くなる。)、緑帯は広披針形、近位では欠ける。 花は直径5~6㎜、舌状花は(2)3列に21~28(38)個つく。小舌(舌部分)は 白色(乾くと白色~淡紅紫色)、長さ1.3~1.7(2)㎜、幅 0.2~0.3 ㎜、冠毛より短く、乾くと内側に曲がり、まれにコイルのようになる。筒状花は(3)7~14個つき、長さ4~4.9㎜。 痩果は淡褐色、長さ1.5~2.6(3)㎜、冠毛は長さ4~5.1(5.3)㎜。2n=20
 従来はシオン属(Aster)の中に含められてきたが、最近はシムフィヨトリクム属(Symphyotrichum)として分類されている。ホウキギク類は中間的なものもあり、変化が多く、分類が難しい。いろいろな説があり、学名も同義語が多い。神奈川県植物誌では従来のヒロハホウキギクの学名とされていた Aster subulatus Michx. var. sandwicensis (A.Gray ex H.Mann) A.G.Jonesをホウキギクの学名としている。これはSymphyotrichum subulatum (Michx.) G. L. Nesom var. squamatum (Spreng.) S. D. Sundbと同義語である。シオン属として分類する場合は変種扱いにするのではなく、Aster squamatus (Spreng.) Hieron.とするのが普通であり、USDAではAster subulatus auct. nonn.としている。(ホウキギクの学名参照
 ヒロハホウキギクは2n = 10である。枝が横に広がり、葉が大きく、基部が少し茎を抱く程度。頭花がやや大きく、舌状花が淡紅紫色で乾くとコイル状になり、冠毛も短い。(ホウキギクとヒロハホウキギクの比較参照
 ホウキギクとヒロハホウキギクとの雑種はムラサキホウキギクといわれ、頭花がヒロハホウキギクに似て、ホウキギクより濃い淡紫色で、冠毛が目立つ。2n=15の3倍体であり、種子は不稔。
 オオホウキギクは2n=20であり、頭花が直径約11㎜と大きく、痩果が長さ約2.5㎜、紫褐色になる。U.S.A、西インド諸島に分布する var. elongatum とされている。
[花期] 8~10月
[草丈] 30~150㎝
[生活型] 1年草
[生育場所] 日当たりのよい荒地、海岸、埋立地
[分布] 帰化種  南アメリカ(ブラジル、ボリビア、アルゼンチン)原産
[撮影] 豊川市海岸造成地  11.10.18
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