ビヨウヤナギ  未央柳、美容柳
[中国名] 金丝桃 jin si tao
[学名] Hypericum monogynum L.
オトギリソウ科 Clusiaceae (Guttiferae) オトギリソウ属
三河の植物観察
ビヨウヤナギの花
ビヨウヤナギの雄しべの落ちた花
ビヨウヤナギの葉表
ビヨウヤナギの葉
ビヨウヤナギ
 江戸時代に渡来したといわれ、公園や庭によく植えられている。花がやや大きく、雄しべが長い。葉が十字対生し、花の子房がやや小さく、花柱が長い。
 幹は緩く枝分かれする。若枝は2(まれに4)稜があるが、すぐに円柱形になる。葉柄は長さ1.5~2㎜。葉は対生(十字対生)し、長さ2.5~5㎝、幅1.2~2.3㎝の楕円形~披針形、厚い紙質。腹面は淡緑色、白粉をかぶらない。背面に小さな腺点(油点)があり、腹面にはない。花序は1~15(30)個の花がつく。花柄は長さ0.8~2.8(5)㎝。花は直径3~6.5㎝。萼片は長さ4.5~13㎜、幅1.5~6㎜。花弁は黄金色~レモン色、長さ2~3.4㎝、幅1~2㎝、萼片の長さの2.5~4.5倍、全縁、腺点はない。雄しべは5個の束になり。それぞれ25~35個の雄しべがある。雄しべは花弁より長く、長い雄しべは長さ1.8~3.2㎝。 子房は長さ2.5~5㎜、幅2.5~3㎜。花柱は長さ1.2~2㎝、子房の長さの3.5~5倍。蒴果は長さ6~10㎜、幅4~7㎜。種子は暗赤褐色、長さ約2㎜。2n=42。
 キンシバイ Hypericum patulum は中国名が金丝梅 jin si mei 。葉は長さ1.5~6㎝、幅0.5~3㎝。葉裏の腺点は密にある。花序に花は1~15個つく。花柄は長さ2~4(7)㎜。花は直径2.5~4㎝、深いカップ形。萼片は長さ5~10㎜。花弁は長さ1.2~1.8㎝、幅1~1.4㎝、萼片の長さの1.5~2倍。雄しべは50~70個が束になり、長いものは7~12㎜、花弁の0.4~0.5倍の長さ。子房は長さ5~6㎜、幅3.5~4㎜。花柱は長さ4~5.5㎜, 子房の0.75~0.95倍の長さ。蒴果は長さ0.9~1.1㎝、幅8~10㎜。 種子は長さ1~1.2㎜、暗褐色。2n=20
 セイヨウキンシバイ Hypericum calycinum は別名ヒメキンシバイ。樹高が低く、地下茎を伸ばして広がり、グランドカバーに適している。葉は対生し、十字対生しない。花弁より雄しべが長い。
 タイリンキンシバイ ピペリカム・ヒドコート Hypericum patulum cv. Hidcote は花が大きく、花弁の先が浅く切れ込み、花弁が広角に開く。葉の幅が狭く、緑色、対生~十字対生になる。雄しべが花弁の半分より短い。
 コボウズオトギリ Hypericum androsaemum は茎が直立し、多数分枝する。葉は対生し、長さ4~12㎝、卵形、先は円頭~鈍頭、縁に腺点がある。雄しべは花弁より長く、子房が大きい。蒴果は長さ7~12㎜、広長楕円形、すぐに赤色になり、次第に黒色に変化する。
[花期] 5~7月
[樹高] 0.5~1.3m
[生活型] 半落葉小低木
[生育場所] 庭、公園
[分布] 帰化種  中国原産
[撮影] 豊橋市 14.6.21
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