ベニバナサルビア  紅花撒爾韮亜
[別名] ベニバナタムラソウ、コクネシア
[中国名] 朱唇 zhu chun
[英名] red salvia , scarlet sage , Texas sage , tropical sage , wild salvia
[学名] Salvia coccinea Buc'hoz ex Etl.
シソ科 Lamiaceae (Labiatae)  アキギリ属
三河の植物観察
ベニバナサルビアの花序
ベニバナサルビアの花
ベニバナサルビア花2
ベニバナサルビア花3
ベニバナサルビアの萼
ベニバナサルビアの茎
ベニバナサルビア
ベニバナサルビアの花横
ベニバナサルビアの葉
 世界で広く栽培されており、中国、オーストラリア、南アフリカ、パプアニューギニア、太平洋諸島などで野生化している。サルビア属の園芸種は多く、コクシネア S. coccinea ('Lady in Red'、'Coral Nymph'、'White Nymph')、スプレンデンス S, splendens ('Carabinier scarlet'、'Hot Jazz special'、'Little tango')、ファリナセア Salvia farinacea ('Victoria blue'、'Reference')の3系統がある。
 1年草又は2年草。茎は直立し、高さ70㎝以下、下向きの灰色の長軟毛が多い。葉柄は長さ0.5~2㎝。葉身は卵形~三角状卵形、長さ2~5㎝、幅1.5~4㎝。葉裏は灰色の短い綿毛があり、基部は心形~類切形、縁は鋸歯縁~鈍鋸歯縁、葉先は鋭形。花序は下向きの細かい白色の軟毛が密にある。茎頂の隙間の広い総状花序に4~多数の花が輪生する。苞は卵形、花柄より長く、縁毛がある。花柄は長さ2~3㎜。萼は筒状鐘形、長さ7~9㎜、細かい軟毛があり、微軟毛があり、黄色の腺毛が混じる。上唇は長さ約2.5㎜、幅約3㎜、縁毛があり、先は微突形。下唇は上唇と長さが近く、深く、2歯がある。花冠は筒状(tubular)スカーレット又は濃赤色、長さ2~2.3㎝、軟毛がある。筒部は長さ約1.6㎝。上唇は下唇より短い。下唇は長さ約7㎜、幅約8.5㎜。雄しべは長く突き出る。花糸は長さ約4㎜、細い。小堅果は黄褐色、黒色の斑点があり、倒卵形、長さ1.5~2.5㎜。
 ヒゴロモソウ 緋衣草 (サルビア、オオバナベニサルビア )Salvia splendens は南アメリカ(ブラジル)原産。英名はbonfire salvia、scarlet sage 。中国名は一串红(yi chuan hong)。亜低木状の多年草。高さ90㎝以下。葉柄は長さ3~4.5㎝、無毛。葉身は卵形~三角状卵形、長さ2.5~7㎝、幅2~4.5㎝、無毛、裏面には腺点があり、基部は切形~ほぼ円形、縁は鋸歯縁、先は尖鋭形。輪散状に2~6個の花がつき、長さ20㎝以下の総状花序になる。苞は卵形、赤色、蕾を包み、先は尾状尖鋭形。花柄は長さ4~7㎜、腺毛がある。萼は赤色、鐘形、花時に長さ約1.6㎝。花後に長さ2㎝以下に伸び、赤色の腺があり、脈に毛があり、長さ1/3まで2唇形。上唇は三角状卵形、長さ5~6㎜、幅10㎜、先は微突形。下唇は上唇よりわずかに長く深く、2歯があり、歯は三角形。花冠は筒状、スカーレット色、長さ4~4.2㎝、短毛がある。筒部はのど部でわずかに広がる。上唇は、直線状、やや中くぼ、長楕円形、長さ8~9㎜、幅約4㎜。下唇は上唇より短い。花糸は長さ約5㎜。小堅果は暗褐色、楕円形、長さ約3.5㎜、先は不規則なひだ状、縁(又は中脈に)に狭い翼がある。
 ケショウサルビアSalvia farinaceaは北アメリカ(テキサス、ニューメキシコ)原産。英名はblue sage、mealy cup sage。 茎は長さ(40)60~90㎝、上へ又は不規則に広がり、株は高さと幅が同じような形になる。葉は茎の下部にまとまってつき、灰緑色、披針形。茎や蕾、萼などがフェルト状の毛に覆われ、粉白状(ときに紫色)になるため、mealy sageと呼ばれる。茎の上部に長さ8~23㎝の穂状花序をつける。花は筒状、青色~青紫色、先は5裂し、2唇形、長さ1.7~1.9㎝。雄しべ2個、雌しべ1個。普通、セージの芳香がある。花期は6~10月。
[花期] 4~6月
[草丈] 30~70㎝
[生活型] 1年草又は2年草
[生育場所] 栽培種
[分布] 帰化種  北アメリカ、南アメリカ原産
[撮影] 豊橋市  16.5.19
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