シケシダ 湿気羊歯
Flora of Mikawa
イワデンダ科 Woodsiaceae オオシケシダ属
中国名 | 东洋对囊蕨 dong yang dui nang jue |
[英名] | Japanese twin-sorus fern , Japanese lady fern |
学 名 | Deparia japonica (Thunb.) M.Kato |
高 さ | 30~80㎝ |
生活型 | 夏緑性 |
生育場所 | 平地、低山地の湿った林内や林縁、湿った溝脇 |
分 布 | 在来種 本州、四国、九州、朝鮮、中国、ネパール |
撮 影 | 田原市 06.11.18 |
根茎は長く、匍匐する。葉柄は葉身とほぼ同長、基部の鱗片は淡褐色~暗褐色、線形~披針形。葉は2形性でない。葉身は黄緑~淡緑色、両面に軟毛があり、葉質は柔らかい草質、長さ20~40㎝の長楕円形~長楕円状披針形、単羽状複葉、上部がしだいに細くなって尖り、ときに下部が狭くなる。羽片は披針形、中裂~深裂し、やや斜上することが多く、無柄~ごく短い柄がある。裂片は長楕円形~三角状長楕円形、鈍頭~やや鋭頭、ほぼ全縁。ソーラスは中肋の両側に3~5個、線形。包膜は無毛、若いうちは縁が内側に巻きこみ全縁状、開くと縁に不規則な鋸歯がある。2n=720(6倍体:日本)、2n=164(4倍体:福建省)
セイタカシケシダはやや湿った林下に多く、大形で、葉がやや厚く、灰青色を帯びた緑色であり、包膜が多毛、全縁。
ムクゲシケシダ は葉柄や中軸に透明な鱗片と短毛が多い。包膜は無毛又はあっても毛は少ない。
ナチシケシダは葉色がセイタカシケシダに似て、包膜は無毛又はまばらに毛があり、縁が毛状に細裂する。。
ホソバシケシダは羽片が短く、包膜が無毛で、包膜の縁が細裂するが毛状ではない。
セイタカシケシダはやや湿った林下に多く、大形で、葉がやや厚く、灰青色を帯びた緑色であり、包膜が多毛、全縁。
ムクゲシケシダ は葉柄や中軸に透明な鱗片と短毛が多い。包膜は無毛又はあっても毛は少ない。
ナチシケシダは葉色がセイタカシケシダに似て、包膜は無毛又はまばらに毛があり、縁が毛状に細裂する。。
ホソバシケシダは羽片が短く、包膜が無毛で、包膜の縁が細裂するが毛状ではない。