ホソバシケシダ 細葉湿気羊歯
Flora of Mikawa
イワデンダ科 Woodsiaceae オオシケシダ属
中国名 | 钝羽对囊蕨 dun yu dui nang jue |
学 名 | Deparia conilii (Franch. et Sav.) M.Kato |
高 さ | 15~50㎝ |
生活型 | 夏緑性 |
生育場所 | 山地の湿った林下 |
分 布 | 在来種 北海道、本州、四国、九州 |
撮 影 | 三国山 04.10.17 |
根茎は長く、匍匐する。葉柄は長さ9~20㎝、直径0.5~1㎜、基部で暗褐色、上部は淡緑色~わら色。基部の鱗片は褐色~暗褐色、長楕円形~卵形。葉は明瞭な2形となり、胞子葉は栄養葉より長い。
葉身は淡緑色、葉質は薄い草質、長さ15~25㎝、幅4~7㎝の狭披針形~披針形、2回羽状浅裂~中裂、。羽片は円頭~鈍頭、下部の羽片は下向きにつき、最下部の羽片は普通、短いがやや長いこともある。裂片は鈍頭、全縁~波状鋸歯縁。葉脈は両面から見える。ソーラスは裂片の中肋近くにつき、長楕円形で、ところどころ2列につく。包膜は幅が広く、無毛、縁に微細不整歯があり、ときに裂ける。縁は若いときにもフラットで巻き込まないのが普通である。2n=240
よく似たフモトシケシダも葉が2形。葉柄が黒紫色を帯び、細くて硬く、最下羽片がかなり大きく、鋭頭になる傾向がある。包膜の縁が若いときは内側に巻き込み、縁が不規則に裂ける。
シケシダは葉が2形性でない。葉幅が広く、羽片が鋭頭。
よく似たフモトシケシダも葉が2形。葉柄が黒紫色を帯び、細くて硬く、最下羽片がかなり大きく、鋭頭になる傾向がある。包膜の縁が若いときは内側に巻き込み、縁が不規則に裂ける。
シケシダは葉が2形性でない。葉幅が広く、羽片が鋭頭。