オニカナワラビ 鬼鉄蕨

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Flora of Mikawa

オシダ科 Dryopteridaceae カナワラビ属

学 名 Arachniodes simplicior (Makino) Ohwi var. major (Tagawa) Ohwi
Arachniodes caudata (Tagawa) Ching
Arachniodes australis Y.T. Hsieh
オニカナワラビの葉表
オニカナワラビの葉裏
オニカナワラビの葉裏2
オニカナワラビ
高 さ 50~100㎝
生活型 常緑性
生育場所 山地の林下
分 布 在来種  本州(関東地方以西)、四国、九州、中国
撮 影 王滝渓谷     04.11.7
Flora of china ではArachniodes chinensis (中华复叶耳蕨 zhong hua fu ye er jue )の形態的な変異 に含める見解である。
 根茎は塊状。葉柄は長さ25~55㎝。葉身は濃緑色、光沢のある革質、長さ25~50㎝、幅15~30㎝、2回羽状複葉、葉の先はしだいに細くなり、頂羽片ははっきりしない。羽片は4~6対。羽片の幅はやや広く、最下羽片の下向きの小羽片が長くなる。小羽片は先が尖った鋸歯があり、脈がはっきり見える。ソーラスは裂片の縁と中肋の中間につく。包膜は円腎形、全縁。2n=82
 ハカタシダは頂羽片がはっきりし、羽片が少なく約3対しかない。カナワラビ(オオカナワラビ)やホソバカナワラビも頂羽片がはっきりしている。コバノカナワラビは頂羽片がはっきりせず、硬い紙質で、3~4回羽状深裂。ミドリカナワラビは小羽片の裏に圧着毛があり、包膜の縁に突起がある。