ナツノハナワラビ 夏の花蕨
Flora of Mikawa
ハナヤスリ科 Ophioglossaceae ハナワラビ属
中国名 | 蕨萁 jue qi |
学 名 | Botrychium virginianum (L.) Sw. |
高 さ | 25~70㎝ |
生活型 | 夏緑性 |
生育場所 | 林内、林縁 |
分 布 | 在来種 北海道、本州、朝鮮、中国、ロシア、ヒマラヤ、中央アメリカ、南アメリカ |
撮 影 | 設楽町 07.5.20 |
春 芽生え、秋に枯れる。根茎は短く直立する。栄養葉は茎の長さ15~35㎝、ほぼ無毛、葉身は長さ5~28㎝、幅7~30㎝、広五角形~やや三角形、3~4回羽状深裂し、淡緑色、薄く、柔らかい草質、羽片は先が尖り、有柄、小羽片の縁は鋭鋸歯。胞子葉は栄養葉の茎頂部につき、栄養葉の茎は胞子葉の共通柄(担葉体)となる。胞子葉は長さ10~30㎝の茎が直立し、穂は長さ10~20㎝の卵状三角形、3~4回羽状分岐し、柄がある。胞子嚢は球形~惰円形。胞子は表面が粗く、かすかにいぼ状。2n=184
オオハナワラビやフユノハナワラビは秋に芽生え、春枯れる。類似のナガホノナツノハナワラビは栄養葉の葉柄がなく、葉の切れ込みが浅い。
オオハナワラビやフユノハナワラビは秋に芽生え、春枯れる。類似のナガホノナツノハナワラビは栄養葉の葉柄がなく、葉の切れ込みが浅い。