オオウロコゴケ 大鱗苔
Flora of Mikawa
ウロコゴケ科 Geocalycaceae ウロコゴケ属
中国名 | 双齿异萼苔 shuang chi yi e tai |
学 名 | Heteroscyphus coalitus (Hook.) Schiffn. |
分 類 | 苔類 |
高 さ | 2~5㎝(長さ) |
生育場所 | 水辺の岩上、土上、水中 |
分 布 | 在来種 日本全土、朝鮮、中国、台湾、インドネシアなど東アジア、パプアニューギニア、オーストラリア |
撮 影 | 幡豆町 10.2.25 |
全国で普通にみられるコケである。湿った斜面などに大きな厚いマットを作ることもある。大形、淡緑色~黄緑色、ときにやや黒色を帯びる。茎は長さ2~5㎝、側面及び腹面からも分枝し、葉が重なってつき、腹葉の基部に仮根をつける。葉は矩形、葉先は広く浅く湾入し、凹形~切形、両肩に1個ずつ、2個の歯がつく。歯は4~5細胞高。湾入が三角状になる場合や歯がないもの、稀に歯が3個のものもある。腹葉は茎径の1~1.5倍で、2裂し裂片がさらに2~3裂する。腹葉基部は葉と合着する。葉身細胞は長さ25~40µm、六角形、薄壁、トリゴンは小さい。油体は3~5個/細胞、紡錘形。雌雄異株。無性芽はない。n=9
ウロコゴケはほぼ同じ大きさの小歯が5~10個つく。ツクシウロコゴケは葉縁の歯が2~6個つき、大きくて不揃い。
ウロコゴケはほぼ同じ大きさの小歯が5~10個つく。ツクシウロコゴケは葉縁の歯が2~6個つき、大きくて不揃い。