ヒツジゴケ 羊蘚
Flora of Mikawa
アオギヌゴケ科 Brachytheciaceae アオギヌゴケ属
中国名 | 柔叶青藓 rou ye qing xian |
学 名 | Brachythecium moriense Besch. |
分 類 | 蘚類 |
高 さ | 4~5㎝(長さ) |
生育場所 | 低地の地上、岩上 |
分 布 | 在来種 北海道、本州、九州、朝鮮、中国 |
撮 影 | 幸田町 04.9.23 |
茎は長さ4~5㎝、這い、分枝して短い枝を少数、斜上する。茎葉は長さ2.5~3.5㎜(China Moss:1.5~1.8㎜×0.66~0.86㎜)の卵形~三角状卵形、先は長細く尖り、毛状になり、全縁。枝葉も茎葉とよく似て、大きさもあまり変わらない。葉の縦じわは弱い。中肋は葉長の約1/2。葉身細胞は長さ45~60µm、幅4~7µm(China
Moss:長さ55~80µm、幅7~10µm)の長六角形、薄壁。翼細胞は方形。雌雄異株。苞葉は披針形。蒴柄は長さ10~15㎜、平滑。蒴は傾き、非相称。蓋の嘴は短い。
アオギヌゴケ属は種が多く、変異もあり同定が難しい。
ザラツキゴケは葉身細胞が短く、翼細胞が不明瞭。蒴柄は長さ1~1.5㎝、パピラがある。
よく似たナガヒツジゴケは多数、分枝して、枝が長く伸びてひも状になる。葉先が細長く、中肋が葉長の1/2~2/3。枝葉が小さい。蒴柄が2~3㎝と長く、平滑。蓋の嘴は短い。
ヒモヒツジゴケは葉が丸くつき、乾くと、強く茎に接し、ひも状になる。中肋が葉長の2/3。枝葉が小さい。蒴柄はよく似ている。
アラハヒツジゴケは葉が開出してつき、中肋がやや長い。枝葉の先がやや短く、歯が明瞭。蒴柄は全面にパピラがある。
ケヒツジゴケは茎葉が大きく、長さ3~4㎜、枝葉が小さい。蒴柄が平滑。
ハネヒツジゴケは葉幅が狭い。蒴柄の上半部にだけパピラがある。
アオギヌゴケはやや小形、中肋が葉先にほぼ達し、葉身細胞が短い。蒴柄の上部のみにパピラがある。
アオギヌゴケ属は種が多く、変異もあり同定が難しい。
ザラツキゴケは葉身細胞が短く、翼細胞が不明瞭。蒴柄は長さ1~1.5㎝、パピラがある。
よく似たナガヒツジゴケは多数、分枝して、枝が長く伸びてひも状になる。葉先が細長く、中肋が葉長の1/2~2/3。枝葉が小さい。蒴柄が2~3㎝と長く、平滑。蓋の嘴は短い。
ヒモヒツジゴケは葉が丸くつき、乾くと、強く茎に接し、ひも状になる。中肋が葉長の2/3。枝葉が小さい。蒴柄はよく似ている。
アラハヒツジゴケは葉が開出してつき、中肋がやや長い。枝葉の先がやや短く、歯が明瞭。蒴柄は全面にパピラがある。
ケヒツジゴケは茎葉が大きく、長さ3~4㎜、枝葉が小さい。蒴柄が平滑。
ハネヒツジゴケは葉幅が狭い。蒴柄の上半部にだけパピラがある。
アオギヌゴケはやや小形、中肋が葉先にほぼ達し、葉身細胞が短い。蒴柄の上部のみにパピラがある。