ヒモヒツジゴケ 紐羊蘚
Flora of Mikawa
アオギヌゴケ科 Brachytheciaceae アオギヌゴケ属
中国名 | 粗枝青藓 cu zhi qing xian |
学 名 | Brachythecium helminthocladum Broth. et Paris |
分 類 | 蘚類 |
高 さ | 1~2㎝(長さ) |
生育場所 | 岩上 |
分 布 | 在来種 本州、四国、九州、朝鮮、中国 |
撮 影 | 新城市 10.4.14 |
植物体は中形、黄緑色。茎は不規則にやや羽状に分枝する。葉は丸く、密につき、乾いても縮れず、茎に圧着し、湿ると開出する。茎葉は長さ2.5~3.5㎜(China
Moss :長さ 1.85~2.66㎜、幅0.9~1.17㎜)の広卵形~楕円状卵形、深く凹面、基部はわずかに狭まり、先は急に細く尖って毛状になり、上部にはかすかに歯があり、下部は全縁。枝葉も大きさはほぼ同じ。葉の縦じわは多少ある。中肋は葉長の約2/3(China
Moss :1/2)。葉身細胞は長さ55~65µm、幅8~10µm( China Moss: 長さ53~75µm、幅7~8µm)の狭い六角形、薄壁。葉翼の細胞は明瞭に分かれ、方形~矩形(China
Moss: 六角形~短矩形)。枝葉は茎葉に似て小形(China Moss:枝葉は茎葉より大きい)。雌雄独立同株?蒴柄は長さ10~15㎜、平滑。蒴は短い卵形~短い円筒形。胞子は見られない(China
Moss)。
ヒツジゴケは葉が三角状、全縁。蒴柄が平滑。
ナガバヒゲバゴケも葉が丸くつく。茎葉が長さ1.5~2.5㎜、幅1.0~1.5㎜の卵状披針形。蒴が見られない。
コマノヒツジゴケは葉が羽状分枝し、多数の枝がつく。茎葉と枝葉はほぼ同じ大きさ。葉は全周にかすかに歯がある。葉身細胞は長さ65~85μm、幅3~5µmの線形。翼部の細胞が六角形~線形。蒴柄の全面にパピラがある。蒴帽に長毛がある。
ナガヒツジゴケは枝が長く伸びてひも状になる。茎葉は長さ約2.5㎜、ほぼ全縁、葉先が細長い。枝葉は小さい。蒴柄が長く、平滑。蓋の嘴は短い。
ヒツジゴケは葉が三角状、全縁。蒴柄が平滑。
ナガバヒゲバゴケも葉が丸くつく。茎葉が長さ1.5~2.5㎜、幅1.0~1.5㎜の卵状披針形。蒴が見られない。
コマノヒツジゴケは葉が羽状分枝し、多数の枝がつく。茎葉と枝葉はほぼ同じ大きさ。葉は全周にかすかに歯がある。葉身細胞は長さ65~85μm、幅3~5µmの線形。翼部の細胞が六角形~線形。蒴柄の全面にパピラがある。蒴帽に長毛がある。
ナガヒツジゴケは枝が長く伸びてひも状になる。茎葉は長さ約2.5㎜、ほぼ全縁、葉先が細長い。枝葉は小さい。蒴柄が長く、平滑。蓋の嘴は短い。