公園のシイの木の下に5本ほど群生していた。最も大きいものは直径16㎝あり、柄の網目が柄と同色であって上部だけしか見えにくいものもあった。傘が開いたばかりの
幼菌は管孔面を菌糸が覆っていた。
夏~秋にシイ林の地上に発生する。傘は直径7~13(16)㎝、表面は粘性なく、からし色(淡褐色)。管孔面は黄色、初期に淡黄色の菌糸に覆われ、傷つけても変色しない。柄は太く、円柱形~逆棍棒形、表面は隆起した網目があり、初期に管孔面から続く黄白色の網目に柄の上部が覆われ、黄色、次第に褐色や汚れを帯び、網目が目立つようになる。柄基部は初め淡黄色のミセリウムに包まれ、その後、黄褐色になる。無味、無臭(菌臭)。胞子は長さ11~14µm、幅4.5~5.5µm。ヤマドリタケ属に分類されている。基準種は1972年に報告された東南アジア(マレーシア)産で、ヨゴレキアミアシイグチはその品種として分類されている(Hongo, Trans. Mycol. Soc. Japan: 221 1980)。詳細不明