子実体は単生~散生。傘は直径4~9㎝、卵形~中高扁平~杯状。背面は湿時、弱い粘性があり、淡黄色、辺縁には短い条線があり、汚白色の外被膜の破片が散在する。柄は長さ6~11㎝、幅0.5~1.5㎝、逆棍棒形、傘のつけ根がややくびれ、中空、表面はほぼ白色、やや粉状、下部は微細なささくれを生じ、厚い板状~やや疣状の外被膜の残片が環状に付着し、基部は球根状に肥大する。つばは白色、膜質、脱落しやすい。ひだは密につき、離生、幅約6㎜、白色。肉は質が脆く、白色、無味、無臭。胞子紋は白色。胞子は無色、長さ7.5~9.5µm、幅6~7µmの広惰円形~楕円形、平滑、薄壁、非アミロイド。菌糸にはまれにクランプがある。
Amanita gemmata はヨーロッパ、アメリカなどに広く分布し、以前は同一種とされてきたものである。外観はよく似ているが、菌糸にクランプが無く、疣の形の違いなどから別種とされた。
|