きのこ図鑑
Flora of Mikawa 
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  ツチナメコ  土滑子
中 国 名 湿粘田头菇 shi zhan tian tou gu
英  名 dark fieldcap
学  名 Agrocybe erebia (Fr.) Kühner ex Singer
分  類 坦子菌門 ハラタケ亜門 ハラタケ綱 ハラタケ亜綱 ハラタケ目(Agaricales)
科  属 モエギタケ科   Strophariaceae  フミヅキタケ属
 子実体は地上に単生~群生する。傘は直径1.5~5㎝、初期に饅頭形、後に広饅頭形~中丘扁平、表面は湿時粘性、幼時の新鮮なときはぬめりがあり、後にすぐ乾き、平滑、縁に内被膜の破片が付着する。傘色は灰褐色~暗褐色、古くなって乾くと淡色になり、縁に条線が現れる。柄は長さ3~9㎝、幅0.4~1㎝、上下同径、中実~中空、平滑~細毛があり、帯白色、基部から褐色を帯び、条線があり、上部に白色~帯褐色の膜質のつばがある。つばはくずれやすく、成熟すると落ちる。ひだは直生~垂生し、やや密~やや疎、灰色~鉄銹色。肉はやや厚く~薄く、類白色~淡褐色、無味、無臭。胞子紋は褐色。胞子は長さ10.5~15.5µm、幅(5)6~7µm 、紡錘形~楕円形、平滑、発芽孔はない。縁シスチジアは長さ27~47µm、幅7~21µmの紡錘形~棍棒形、先端が突出~伸びる。側シスチジアは長さ23~50µm、幅8~17µm、縁シスチジアと同形。菌糸にクランプがある。
ツチナメコ
ツチナメコ2
発生時期 夏~秋
大 き さ 小型~中型 直径1.5~5㎝
栄養摂取 腐生菌
発生場所 草地、道端、庭園の地上
分  布 日本、朝鮮、中国、ヨーロッパ、北アメリカ、オーストラリアなど世界に広く分布
食  毒 可食
撮  影 蒲郡市 15.7.31
ツチナメコ傘
ツチナメコひだ
ツチナメコ柄
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