別　　名	ツブアワタケ
中 国 名	点柄粘盖牛肝菌 dian bing zhan gai niu gan jun
英　　名	granular-dotted bolete , weeping bolete
学　　名	Suillus granulatus (L.) Rousselr
分　　類	坦子菌門　ハラタケ亜門　ハラタケ綱　ハラタケ亜綱　イグチ目(Boletales)
科　　属	ヌメリイグチ科　 Suillaceae 　ヌメリイグチ属

　チチアワタケが乾くとほとんど黄色になることも多い。
　菌根菌、針葉樹のマツ林下、単生、群生する。傘は直径3～7(10)㎝、饅頭形～広饅頭形～扁平、表面に強い粘性があり、平滑、色は変化が多く、栗褐色～黄土褐色～淡黄色（～バフ色～淡シナモン色）、表皮は剥ぎやすい。柄は長さ3～6（１０）㎝、幅7～18㎜、上下同径～下部やや細くなり、中実、ときに中空になることもあり、黄白色～黄色の地に、小さな黄色～帯褐色の腺点が柄の下部を除いて(又は全面)、付着し、帯紫褐色の微粒がつき、褐色を帯び、つばは無い。管孔面は（アメリカのものは初期に白色）淡黄色～黄色、後に黄褐色、若いときには黄白色の乳液を出す。管孔は直生～上生、管孔長は長さ約6（10）㎜。孔口は小円形～不整な多角形。肉は柔らかく、黄白色、ときに傘の縁や柄の肉が紫色を帯びる。無味、温和臭。胞子紋は黄褐色。胞子は長さ（7～8）7～10µm、幅（2.5～3）3～4µm、長楕円形～紡錘形、平滑。縁シスチジアは棍棒形、束生し、長さ27～90µm、幅5～15µm。側シスチジアは稀、円柱形、長さ16～55µm、幅7～11µm。柄シスチジアは棍棒形。