きのこ図鑑
Flora of Mikawa 
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  タマキクラゲ  玉毛木耳
学  名 Exidia uvapassa Lloyd
分  類 坦子菌門 ハラタケ亜門 シロキクラゲ菌綱  シロキクラゲ目(Tremellales)
科  属 ヒメキクラゲ科  Exidiaceae  ヒメキクラゲ属
 子実体は膠質菌 (jelly fungi) 、群生し、隣と接しても融合することなく、個別に大きくなり、直径1~2㎝の類球形~卵形、形は変化に富み長さ6㎝の平板状になることもあり、色も黄褐色~赤褐色~灰褐色など。上面はしわがあり、脳状~波状、しばしば疣状突起があり、下面は褐色鱗片状。全体が柔らかい半透明のゼラチン質、無味、無臭、乾燥すると縮み、黒褐色の膜状になり、水に浸せば元に戻る。子実層は子実体の中層にある。胞子は無色、長さ7.5~22.5µm、幅3~7µm、腎臓形~ソーセージ形。坦子器はヒメキクラゲⅠ型(下位担子器が縦方向に放射状に4裂し、それぞれに長い上位坦子器がつき、上位坦子器の間隔が離れている)。下位担子器は長さ10~28.5µm、幅5.5~14.5µmの類球形~棍棒形、長柄がある。上位坦子器は長さ55µm以上、幅1~4.5µmと細長い。
タマキクラゲ
発生時期 早春~晩秋
大 き さ 小型 直径1~2㎝、ときに長さ6㎝。
 栄養摂取 腐生菌
発生場所 広葉樹(ブナ科)の枯枝上
分  布 日本、朝鮮
食  毒 可食
撮  影 西尾市 14.11.27
タマキクラゲ上面
タマキクラゲ横
 
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