中 国 名	灰团网菌 hui tuan wang jun 、灰团网黏菌 hui tuan wang nian jun
学　　名	Arcyria cinerea (Bull.) Pers.
分　　類	アメーボゾア門　コノーサ綱 　変形菌亜綱(Myxogastria)　ケホコリカビ目(Trichiida )
科　　属	ウツボホコリ科　 Arcyriaceae 　ウツボホコリ属

　世界に広く分布する普通種。腐敗木、落葉、動物の糞などに発生する。子嚢体は散生～群生し、直立し、有柄、高さ1～4㎜、ときに柄を合着して、束状になる。子嚢は卵形～円筒形（まれに球形）、普通、先が細くなり、白色～灰色～ベージュ色～まれに黄土色、直径05～0.8㎜。柄は細く、子嚢と同色から暗色(黒色)、長さ2㎜以下。変形膜は円盤形又は子嚢体群に連続し、透明で不明瞭。子嚢壁（外皮）は成熟した子実体だけに浅い杯状体として宿存し、内面は平滑で、微細な点刻があり、細かい網目がある。細毛体は直径2～6µmの連結糸からなる網目状になり、網目は小さく、上部では1.5倍の網目になり、杯状体にしっかり接着する。細毛体表面はいぼ状突起や刺状突起があったり、平滑であるなど変化が大きく、電子顕微鏡観察では乳頭状突起、棍棒状突起、うね状隆起、網目状模様なども見られる。胞子は透明で光を透過し、淡灰色～淡黄色、微細ないぼと大きな数個のいぼがあり、直径6～7µm。変形体は白色、まれに灰色～淡黄色になる。