幼時は直径0.8~2㎝のほぼ球形、頂部がわずかに突出する。外皮は黄褐色~淡褐色、熟すと大きく 5~8(12)片に裂開して反転する。外皮は厚さ2~3㎜、内面は平滑、白色、後に淡褐色~黄褐色になる。基本体(グレバ)は内皮に包まれ、直径0.8~1.5(2)㎝の球形、無柄、内皮は平滑、白色~(次第に)暗褐色、頂部に小さい嘴状の繊維質の口縁盤があり、円座は無い。胞子塊は淡褐色。胞子は褐色、直径3~4µmの球形、微細な疣状突起があり、非アミロイド。シスチジアは欠く。弾糸は褐色、幅4~7µm、厚壁、分岐は無い。
Geastrum saccatum は中国、北南アメリカ、アフリカに分布し、よく似ていて明瞭な円座がある。
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