シイ、クロマツなどの混成林に発生していた。類似種の可能性もある。
日本に分布する。秋~初冬、二針葉のマツ(主にアカマツ林)の林下の地上に群生する。傘は直径(3.5)5~8(10)㎝、初め、半球形、後に、饅頭形~ほぼ扁平。表面はほぼ平滑、湿時、粘性があり、初め、縁が強く内巻きし、白色、後に中央部が淡褐色~褐色を帯びる。柄は中実、長さ(3.5)4.5~6㎝、幅(1)1.3~1.7(2)㎝、下部がやや膨れ又はやや細くなり、表面は白色~帯褐色、下部ほど暗色、繊維状、上部は粉状。ひだはごく密、湾生、白色、後、褐色のしみできる。肉は厚く、質が緻密、ほぼ白色、やや苦味があり、無臭。胞子紋は白色。胞子は長さ4.5~5.5(6)µm、幅2.5~3.5(4)µm
、楕円形~広楕円形、。可食(苦味がある)。
<類似種>
シロシメジモドキ Infundibulicybe geotropa (Bull.) Harmaja
Synonyms Clitocybe geotropa (Bull.) Quél. var. subinvoluta
Batsch
基準種 var. geotropa はヨーロッパ、北アメリカに分布する。英名はtrooping funnel , monk's head。
色がよく似ていて、漏斗形。
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