柄の基部にいぼ状突起がはっきり見られる高さの低いものもあるが、
通常のものは小さくはっきり見られない。
夏~秋に発生するがまれ。傘は直径(7)15~17㎝、最初、半球形、後に饅頭形~扁平~やがて浅皿状、やや黄色を帯び、淡白黄色(クリーム色)~淡黄土色、乾き、溝はなく、やや硬い帯褐色を帯びた黄色の高さ1~3㎜のピラミッド形~類ピラミッド形~円錐形の刺状突起(尖った錐状の疣)を全面に散生する。傘の縁に条線は無く、小付属物がある。柄は長さ(5)10~15㎝、幅.0.5~4.5㎝(上部は2~3㎝)、中実、円柱形~わずかに先細、白色~汚白色、古くなると帯褐色になり、表面は白色~帯褐色の小鱗片に覆われ、下半部は小さな円錐形~いぼ状のつばの破片をほぼ輪状に並んで付着する。(基部は幅3~4㎝の球根状、疣状突起がある。)つばは柄の頂部につき、膜質、永存性、表面には条線があり、裏面は綿くず状。ひだは離生、密につき、白色~クリーム色、幅10㎜以上、ひだ縁の細胞は直径10~30µmの類球形。短ひだは円状切形。肉は厚く、堅くしまり、白色、やや甘味、塩味があり、異臭がある。胞子は長さ9~12µm、幅7~8.5µmの球形~広惰円形。アミロイド。菌糸にクランプはない。
シロオニタケは傘の疣が白色、脱落しやすい。柄が逆棍棒形、つばは早落性。