別　　名	ヤブダマ
中 国 名	日本拟秃马勃 ri ben ni tu ma bo
学　　名	Calvatia nipponica Kawam. Lanopila nipponica (Kawam.) Kobayasi
分　　類	坦子菌門　ハラタケ亜門　ハラタケ綱　 ハラタケ亜綱　ハラタケ目(Agaricales)
科　　属	ハラタケ科　Agaricaceae 　ノウタケ属

　過去にはオニフスベ属（Lanopila=Langermannia）とされていたが、現在はノウタケ属に入れられている。
　子実体は地上に単生～散生し、直径20～60㎝、球形～扁球形、柄はなく、基部に太い根状の菌糸束をつける。表面の殻皮は3層からなる。外皮は薄い膜質、白色～乳白質、容易に剥離する。中皮は厚いクリーム色～淡褐色。内皮はごく薄い紙質、光沢があり、茶褐色～帯紫褐色。基本体は内皮に包まれ、幼時は白色、やや粘りがある柔らかい肉質。熟すと悪臭のある黄色液を出し、褐色古綿状の胞子塊となる。胞子は黄褐色、無柄、直径3.5～6µmの球形、微細な刺状突起が散生する。弾糸は黄褐色、厚壁（厚さ1～2µm）、幅3～5.5µm、分岐が少なく、隔壁は多く、小孔があるか又は無い。