きのこ図鑑
Flora of Mikawa 
TOP きのこ一覧 きのこ用語 日本語-英語 英語-日本語
 ナガエノチャワンタケ  長柄茶碗茸
中国名 粗柄马鞍菌 cu bing ma an jun
英  名 felt saddle
学  名 Helvella macropus (Pers.) P. Karst
分  類 子嚢菌門 チャワンタケ亜門 チャワンタケ綱 チャワンタケ目(Pezizales)
科  属 ノボリリュウ科  Helvellaceae  ノボリリュウ属
 菌根菌ではないかと考えられている。子嚢果は高さ3~10㎝、長い柄の先に子嚢盤をつける。子嚢盤は直径1~3㎝、厚さ1~2㎜の浅皿形~円盤形、変形して、カップ形~鞍形になり、上面は灰褐色、平滑、子嚢層が形成され、下面は軟毛が密生する。柄は長さ3~8㎝、幅2~5㎜の円筒状、ときに断面が扁円形となり、下部がやや太く、淡色、表面に軟毛が密生する。肉は弾力があり、淡灰色~汚白色、無味無臭。子嚢は長さ160~175µm、幅10~13µmの棍棒形。胞子は無色、平、長さ16~19.5(25)µm、幅8~10.5(12.5)µm、紡錘形(ラグビーボール形)~ときに楕円形。側糸は幅2~3µmの糸状、隔壁があり、先端は径5~10µmに肥大する。
ナガエノチャワンタケ
発生時期 夏~秋
大 き さ 小型~中型 高さ3~10㎝
栄養摂取 菌根菌と推定されている 
発生場所 林内の地上
分  布 世界の温帯に広く分布
食  毒 不明
撮  影 茶臼山 14.9.29
ナガエノチャワンタケ子嚢盤
ナガエノチャワンタケ子嚢盤裏
TOP Back