愛知県西尾市で発見され、2002年に名古屋大学の研究グループが有毒物質を含むと報告した。有毒物質のN-γ-グルタミルボレチン N-.GAMMA.-glutamyl
boletine)、2-ブチル-1-アザシクロヘキセンイミニウム塩 2-butyl-1-aza-cycloiminium salt (環状イミニウム毒素)が含まれる。
傘は直径5~15㎝、表面は暗紫褐色~黒紫褐色、フェルト状、乾燥すると細かくひび割れる。柄は上下同径~やや逆棍棒形、灰白色の地に隆起した明瞭な黒色の網目があり、網目が二重になる。管孔面は灰白色、管孔は直生、初め淡ねずみ色、後に淡小豆色となる。管口は不定形の角形、管孔長は傘肉の半分以下。肉は灰白色、傷つけると赤色~紫色に変色し、後に黒色となる。胞子はソラマメ形、長さ8.5~11.5µm、幅3.8~4.3(5)µm(写真は長さ8~9µm、幅5~6µm)。
モエギアミアシイグチTylopilus nigerrimus は柄が逆棍棒形、淡黄色~淡黄緑色~帯黄褐色を帯び、古くなると似てくるが、網目模様が二重にならない。
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