子実体は背面の一部で樹皮に固着し、直径2~10㎝の耳状~円盤状、変形が多く、ゼリー質、半透明、黄褐色~褐色。背面は粗毛が密生し、やや白っぽく、光沢が無い。粗毛は長さ130µm以上、幅4.5~8.5µmの先が細い円筒形、先端は円頭。腹面は平滑、光沢があり、全体に子実層がつく。肉は黄褐色~褐色、菌糸の間隙にゼラチン質があり、乾くと軟骨化して硬くなり、黒褐色~黒色になる。無味無臭。坦子器は横に仕切られた多細胞の長円柱形(キクラゲ型)、長さ52~97µm、幅5~7.5µm、成熟すると4室になり、各室から坦子器が伸びる。坦子器は長さ85µm以上、幅2.5~5µm。胞子紋は白色。胞子は無色、長さ11~16µm、幅4~7.5µmの腎臓形~ソーセージ形。菌糸にクランプがある。
|