きのこ図鑑
Flora of Mikawa 
TOP きのこ一覧 きのこ用語 日本語-英語 英語-日本語
  ヒメムキタケ  姫剥茸
中 国 名 肾形亚侧耳 shen xing ya ce er
学  名 Pleurotus reniformis (G. Mey.) P. Karst.
Hohenbuehelia reniformis (G. Mey.) Singer
分  類 坦子菌門 ハラタケ亜門 ハラタケ綱 ハラタケ亜綱 ハラタケ目(Agaricales)
科  属 ヒラタケ科  Pleurotaceae  ヒラタケ属
 新分類ではヒメムキタケ属 Hohenbuehelia からヒラタケ属 Pleurotus に変更された。
 広葉樹の枯木に側着生して、柄は無いか痕跡。傘は直径1~3㎝、半円形~扇形、縁は内巻き。背面は白色~褐灰色を帯び、微細な毛が密生し、基部にやや長い白毛が密生する。ひだはやや密~やや疎につき、垂生、白色~淡灰白色。肉は上層がゼラチン質、下層が肉質の2層からなり、無味、無臭。胞子は長さ7.5~9.5µm、幅4~4.5µmの円柱形~惰円形。縁シスチジアは厚壁、長さ35~90µm、幅9~15µµm、紡錘形~フラスコ形、基部が深く埋没する。側シスチジアは同形同大。
 クロゲシジミタケResupinatus trichotis はやや小型、傘が直径0.5~1.2㎝、灰色~暗灰色、放射状のしわがあり、基部の毛が暗褐色~黒色。胞子は球形。
 ナガミノシジミタケResupinatus silvanus は傘が幅2~9㎜、円形、白色~淡灰色~灰褐色、乾くと黒色~暗黒褐色、無柄、無毛、 条線がある。胞子は長さ7~10(11)µm、幅3~4(5)µm。
ヒメムキタケ
発生時期 夏~秋
大 き さ 小型 直径1~3㎝
栄養摂取 腐生菌
発生場所 広葉樹の枯木
分  布 日本、朝鮮、中国、台湾、ヨーロッパ
食  毒 不明
撮  影 長野県(茶臼山付近) 14.9.3
ヒメムキタケ傘背面
ヒメムキタケ腹面
ヒメムキタケひだ
TOP Back