新分類ではヒメムキタケ属 Hohenbuehelia からヒラタケ属 Pleurotus に変更された。
広葉樹の枯木に側着生して、柄は無いか痕跡。傘は直径1~3㎝、半円形~扇形、縁は内巻き。背面は白色~褐灰色を帯び、微細な毛が密生し、基部にやや長い白毛が密生する。ひだはやや密~やや疎につき、垂生、白色~淡灰白色。肉は上層がゼラチン質、下層が肉質の2層からなり、無味、無臭。胞子は長さ7.5~9.5µm、幅4~4.5µmの円柱形~惰円形。縁シスチジアは厚壁、長さ35~90µm、幅9~15µµm、紡錘形~フラスコ形、基部が深く埋没する。側シスチジアは同形同大。
クロゲシジミタケResupinatus trichotis はやや小型、傘が直径0.5~1.2㎝、灰色~暗灰色、放射状のしわがあり、基部の毛が暗褐色~黒色。胞子は球形。
ナガミノシジミタケResupinatus silvanus は傘が幅2~9㎜、円形、白色~淡灰色~灰褐色、乾くと黒色~暗黒褐色、無柄、無毛、
条線がある。胞子は長さ7~10(11)µm、幅3~4(5)µm。
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