子実体は花弁状、直径3~20㎝の八重花状~レタス状に集まってつき、縁はゆるく波打ち、平滑~微粉状、ゼラチン質、やや透明感のある淡褐色~赤褐色、乾くと縮んで軟骨質になる。子実層は子実体の全面に形成される。肉はゼラチン質、乾くと硬い軟骨質、無味無臭。坦子器はシロキクラゲ型(下位坦子器が類球形)、下位坦子器は長さ12~18µm、幅10~12.5µm、上位坦子器は長さ30~42µm、幅2.5~3.5µm。胞子紋は白色~淡黄色を帯びる。胞子は無色、長さ(7)9~12µm、幅6~9µmの卵状惰円形~球形、平滑。菌糸にクランプがある。
コガネニカワタケTremella mesenterica は黄色で、直径6㎝以下と小さく、古くなると橙色になる。下位の坦子器は16~25µm、幅12~21µmと大きい。
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