ザクロソウ科 Molluginaceae

分類 被子植物(Angiosperm)-真正双子葉類(Eudicots)-コア真正双子葉類(Core eudicots)-キク上群(Superasterids)-ナデシコ目(Caryophyllales)
分布 世界の熱帯、亜熱帯に約14属、120種が分布する。ツルナ科から分離した科で、いまだに、ツルナ科としている場合もある。日本には1科1属1種が自生し、1種が帰化している。
特徴 葉がザクロに似ているためにこう呼ばれている。草本の1年草、多年草、亜低木、低木。まれに雌雄異株、無毛まれに有毛。茎は直立~平伏。葉は単葉、互生まれに対生、しばしばロゼットを形成し、偽輪生し、全縁。托葉は欠くか又は膜質。花序は頂生又は外観上が腋生の集散花序、まれに単生花。花は両性、まれに単性、放射相称花、子房下生、まれに子房周位。花被片は5個まれに4個、分離又は下部が筒状に合着し、裂片は白色~ピンク色~紫色、ときに内側が黄色(Glinus属)。花弁は欠くか又は数個~多数、白色、ピンク色、紫色。雄しべは3~5個又は多数、数輪に並び、分離又は基部で合着して束になる。葯は縦の隙間から裂開する。子房は上位、合成心皮(Gisekia属では合成心皮が発達し、果実が深裂して分離果となる)。心皮は2~5個又は多数。中軸胎座、まれに外観上の基底胎座。柱頭は室と同数。胚珠は室に1個~多数。果実は普通、胞背裂開蒴果又は深く (3~)5~15裂し、分果となり(Gisekia属)、まれに2個の小堅果に分かれる。種子は胚の周りに硬いでんぷん質の周乳がある。
栽培 花も小さく、栽培されるようなものがない。
クルマバザクロソウ属 クルマバザクロソウ Mollugo verticillata L.
ザクロソウ属 ザクロソウ Trigastrotheca stricta (L.) Thulin