ツゲ科 Buxaceae
分類 | 被子植物(angiosperm)-真正双子葉類(Eudicots)-ツゲ目(Buxales) |
【ツゲ科の属】 ツゲ属Buxus(Notobuxus)、Didymeles、フッキソウ属Pachysandra、Sarcococca、Styloceras ※APGⅢによりDidymeles属はツゲ科に含められた。 |
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分布 | 世界の熱帯から温帯に5属約118種あり、日本には2属3種、ツゲ、チョウセンヒメツゲ、フッキソウが自生する。 |
特徴 | 低木又は小高木、まれに亜低木又は多年草。常緑、雌雄同株又はまれに雌雄異株。葉は単葉、互生又は対生、無托葉。葉身は全縁又は歯状、羽状脈又は三行脈。花序は腋生又は頂生、総状花序又は密な穂状花序、苞がある。花は小さく、正常、単性。雄花は花被片が4~6個、まれに欠く。雄しべは4、6~8個又は多数。中央に退化した雌しべ(pistillode)があるか又は欠く。雌花は花被片が5~6個、又は数個。心皮は2~3個。子房は上位、2~3室。花柱は2~3個、分離、宿存性。柱頭は広く、反曲、雌しべ内蜜腺(interstylar nectaries)があり又は無い。胚珠は1室ごとに2個、下垂胚珠、倒生胚珠、二珠皮性胚珠、薄層型珠心。珠孔は内側の珠皮又は両珠皮にに形成される。果実は乾いた胞背裂開蒴果又は肉質の液果。種子は黒色、光沢があり、胚乳は肉質、胚は直立。子葉は薄いか又は厚い。 |
栽培 | ツゲ、フッキソウは栽培種として、公園や庭によく植えられている。 |
ツゲ属 | ツゲ | Buxus microphylla Siebold et Zucc. var. microphylla (sensu lato) |
ヒメツゲ | Buxus microphylla Siebold et Zucc. var. microphylla (sensu stricto) | |
フッキソウ属 | フッキソウ | Pachysandra terminalis Siebold et Zucc. |