タニウツギ科 Diervillaceae

分類 被子植物(Angiosperm)-真正双子葉類(Eudicots)-コア真正双子葉類(Core eudicots)-キク上群(Superasterids)-キク類(Asterids)-キキョウ類(Campanulids)-マツムシソウ目(Dipsacales)
 APGⅢによりスイカズラ科(Caprifoliaceae)から分けられた。
 スイカズラ科に含めてもよいとされ、スイカズラ科に含める場合はアメリカタニウツギ亜科(Diervilloideae)である。
【タニウツギ科の属】
アメリカタニウツギ属Diervilla(3種)、タニウツギ属Weigela(12種)
分布 温帯から亜熱帯にかけて2属約15種が東アジア、アメリカ南東部に分布する。
特徴 落葉低木、冬芽は数個の鱗片をもつ。葉は対生、単葉、鋸歯縁、無托葉。花序は頂生、腋生又は短い側生のシュートにつき、集散花序。花は2~6個集まり又は単生してつく。萼筒は狭い円筒形、先の拡大部は5裂、中間から基部まで切れ込む。花冠は5裂、不規則又はほぼ規則的。花冠筒部は拡大部より短い。雄しべ5個、花冠筒部の中間につく。葯は中に入るか又は突き出る。子房は下位、上部の片側に球形の腺があり、2室。胚珠は多数。花柱は1個、細く、突き出る。柱頭は頭状。果実は蒴果、2バルブで2裂する。種子は小さく多数。 
栽培 花の美しいものが多く、よく庭木として栽培されている。
タニウツギ属 シロバナウツギ Weigela hortensis (Siebold et Zucc.) K.Koch form. albiflora (Siebold et Zucc.) Rehder
タニウツギ Weigela hortensis (Sieb. et Zucc.) K.Koch
ハコネウツギ Weigela coraeensis Thunb.
ヤブウツギ Weigela floribunda (Sieb. et Zucc.) K. Koch