スイレン科 Nymphaeaceae
分類 | 被子植物(angiosperm)-基部被子植物群(Basal angiosperms)-スイレン目(Nymphaeales) |
【スイレン科の属】 Castalia、Euryale、コウホネ属Nuphar、スイレン属 Nymphaea、Nymphozanthus、Ropalon、Victoria |
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分布 | 熱帯から温帯にかけて約7属90種が分布し、日本にはスイレン属のヒツジグサ、コウホネ属のコウホネなどが自生する。ジュンサイ属Barclayaはハゴロモモ(ジュンサイ)科に分離された。 |
特徴 | 池沼など生える水生植物。多年草まれに1年生。根茎は直立又は匍匐、分枝又は不分枝。葉は根茎から立ち上がり、単葉、互生、浮遊(floating,)、抽水(emersed,)、沈水(submersed)、長柄があり、しかし、春の沈水葉は短柄。葉身は分裂せず、普通、基部が湾曲し、しばしば盾状。花は単生、腋生、長い花柄があり、両性、子房上位花又は子房下位花、放射相称、虫媒花、ほとんど抽水。萼片は4~7個、普通、緑色、たまに花弁状。花弁は多数(まれに欠く)、分離、普通、華やか、しばしば雄しべに変わる。雄しべは多数。葯は内向き、縦の隙間から裂開し、ときに付属体がある。雌しべは1個、複合。心皮は5~多数、部分的又は完全に統合し、ときに内面に突き出した花軸を囲む。子房は多室、面生胎座。胚珠は多数。花柱は欠くか又は突き出した心皮の付属体に変わる。柱頭は端の表面に放射状につき、しばしば、盤状になる。果実は液果状、多数の種子があり、不規則に裂開する。ほとんどの種子は仮種皮があり、胚乳はほとんどない。外胚乳は豊富。子葉は2個、肉質。 |
栽培 | スイレンやコウホネは観賞用に、ジュンサイは食用として栽培されている。 |
コウホネ属 | コウホネ | Nuphar japonica DC. |
ヒメコウホネ | Nuphar subintegerrima (Casp.) Makino | |
スイレン属 | スイレン | Nymphaea spp.. |
ヒツジグサ | Nymphaea tetragona Georgi. |