スギ科 Taxodiaceae

分布 世界中に8属14種が分布し、日本には1属1種が自生する。
特徴 常緑針葉高木。長枝のみで短枝がない。葉は線形、針形、鱗片形で螺旋状に互生するものが多い。花は雌雄同株。雄花は球形~惰円形、多数の鱗片状の雄しべをつけ、雄しべの基部に2~9個の葯をつけ、多量の花粉を出す。雌花は多数の鱗片が螺旋状に互生する。果実は球果、熟すと木質化する。ヒノキ科とはきわめて近縁でヒノキ科に含める説もある。
栽培 スギは木材用に重要であり、植林が多い。スギ花粉症が問題となり、花粉をあまり出さない品種改良も進められている。
スギ属 スギ Cryptomeria japonica (L. f.) D. Don
ヌマスギ属 ラクウショウ Taxodium distichum (L.) Rich. var. distichum
メタセコイア属 メタセコイア Metasequoia glyptostroboides Hu et W.C.Cheng