メタセコイア
Flora of Mikawa
ヒノキ科 Cupressaceae メタセコイア属
別 名 | アケボノスギ |
中国名 | 水杉 shui shan |
英 名 | dawn redwood |
学 名 | Metasequoia glyptostroboides Hu et W.C.Cheng |
花 期 | 2~3月 |
高 さ | 10~35(50)m |
生活型 | 落葉高木 |
生育場所 | 街路、公園 |
分 布 | 帰化種 中国原産 |
撮 影 | 豊橋市 15.5.1 |
1939年に関西地方の第三紀層の中から常緑樹のセコイアに似た落葉樹の化石が発見され、発見者の三木茂博士によりメタセコイアと命名された。化石は日本各地の第三紀層で発見され、カナダ、シベリア、グリーンランドなど、北極周辺の広い範囲で見つかっている。
その後、中国に現存する水杉(shui shan) が同種とされたことから、「生きている化石」といわれることもある。ただし、化石種と現生種を別種とする学説もある。現在では街路樹としてよく植栽されている。
幹は赤褐色、樹皮が縦に粗く裂けて剥がれる。葉は側枝に羽状に対生し、長さ2~3㎝、幅1~2㎜の線形、先が尖り、主脈が明瞭、質は軟らかい。老木では葉が長さ0.5~1.5㎝と短い。秋に赤茶色に紅葉し、落葉する。雌雄同株。雄花序は枝先から垂れ下がり、雄花を下向きに多数つける。雄花は長さ約5㎜の惰円形。雌花は短枝の先に1個ずつつく。球果は直径約1.5㎝のやや縦長の球形。種子は果鱗に5~9個ずつつき、長さ4~5㎜の倒卵形、広い翼がある。
ラクウショウ(落羽松) Taxodium distichum は北アメリカ原産。葉が互生し、球果が直径2.5~3㎝と大きく、種子が長さ1.2㎝でいびつ。
セコイアSequoia sempervirens は北アメリカ原産の常緑高木。別名 redwood 大きいものは高さ100m近くになる大木。葉は螺旋状につく。球果は長さ1.5~3.2㎝の惰円形。種子は長さ3~4㎜、幅約2.5㎜、幅約1㎜の翼がある。
セコイアデンドロン Sequoiadendron giganteum は北アメリカ原産のヒノキ科の常緑高木。別名 giant sequoia 、高さ100m近くになる。球果は長さ4~7㎝の惰円形。種子は長さ4~5㎜。
落葉高木、雌雄同株。主な枝は不規則に輪生。小枝はいくつかの種類があり、宿存または落葉性、対生またはほぼ対生、対の重なり合った腋芽から発達し、そのうちの1つは冬芽として休眠状態のまま残る。冬芽は卵形または楕円形、6~8対が十字対生し、卵形、膜質、鱗片がある。小枝はそれぞれが早落性の基部のサーモン色の鱗片に約4輪生でとり囲まれる。葉は落葉性、側小枝を1つの単位として、十字対生し、2列になり、主要な小枝に螺旋状につき、±無柄。葉身は線形、平らで、柔らかく、中脈は上面で凹み、下面に隆起し、気孔帯は4~8個、下面のみにつき、または子葉ではの両面につき、基部が捻じれる。花粉錐(pollen cone)は秋に発達するが、続く春まで花粉を放出せず、穂状花序または円錐花序につき、短い花序柄がある。小胞子葉(microsporophylls)は15~20個、十字対生し、それぞれ3個の花粉嚢を持ち、先と基部は花粉嚢が2個。球果=胚珠錐(seed cones)は前年枝に頂生またはほぼ頂生、単生、花時には短い花序柄があり、花序柄が長くなり、垂れ下がり、ほぼ球形~わずかに立方体、またはたまに、長円状球形、1年目に熟する。花序柄は十字対生の線形の葉に覆われる。種鱗=果鱗(cone scales)は16~24個、宿存し、十字対生し、盾状、木質、溝があり、各種鱗に種子は5~9個(稔性のとき)、基部はくさび形、上部は横向きの菱形。種子は、扁卵形、全周に翼があり、先は凹形。子葉は2個。発芽は地上。2n=22。
世界に1種、中国固有種。
中国原産。中国名は水杉 shui shan。英名はdawn redwood。英名はアケボノスギ,水杉
落葉高木、高さ10~35(50)m。幹は赤褐色、樹皮が縦に粗く裂けて剥がれる。葉は側枝に羽状に対生し、長さ2~3㎝、幅1~2㎜の線形、先が尖り、主脈が明瞭、質は軟らかい。老木では葉が長さ0.5~1.5㎝と短い。秋に赤茶色に紅葉し、落葉する。雌雄同株。雄花序は枝先から垂れ下がり、雄花を下向きに多数つける。雄花は長さ約5㎜の惰円形。雌花は短枝の先に1個ずつつく。球果は直径約1.5㎝のやや縦長の球形。種子は果鱗に5~9個ずつつき、長さ4~5㎜の倒卵形、広い翼がある。花期は2~3月。
Metasequoia
Metasequoia
Metasequoia
幹は赤褐色、樹皮が縦に粗く裂けて剥がれる。葉は側枝に羽状に対生し、長さ2~3㎝、幅1~2㎜の線形、先が尖り、主脈が明瞭、質は軟らかい。老木では葉が長さ0.5~1.5㎝と短い。秋に赤茶色に紅葉し、落葉する。雌雄同株。雄花序は枝先から垂れ下がり、雄花を下向きに多数つける。雄花は長さ約5㎜の惰円形。雌花は短枝の先に1個ずつつく。球果は直径約1.5㎝のやや縦長の球形。種子は果鱗に5~9個ずつつき、長さ4~5㎜の倒卵形、広い翼がある。
ラクウショウ(落羽松) Taxodium distichum は北アメリカ原産。葉が互生し、球果が直径2.5~3㎝と大きく、種子が長さ1.2㎝でいびつ。
セコイアSequoia sempervirens は北アメリカ原産の常緑高木。別名 redwood 大きいものは高さ100m近くになる大木。葉は螺旋状につく。球果は長さ1.5~3.2㎝の惰円形。種子は長さ3~4㎜、幅約2.5㎜、幅約1㎜の翼がある。
セコイアデンドロン Sequoiadendron giganteum は北アメリカ原産のヒノキ科の常緑高木。別名 giant sequoia 、高さ100m近くになる。球果は長さ4~7㎝の惰円形。種子は長さ4~5㎜。
メタセコイア属
family Cupressaceae - genus Metasequoia落葉高木、雌雄同株。主な枝は不規則に輪生。小枝はいくつかの種類があり、宿存または落葉性、対生またはほぼ対生、対の重なり合った腋芽から発達し、そのうちの1つは冬芽として休眠状態のまま残る。冬芽は卵形または楕円形、6~8対が十字対生し、卵形、膜質、鱗片がある。小枝はそれぞれが早落性の基部のサーモン色の鱗片に約4輪生でとり囲まれる。葉は落葉性、側小枝を1つの単位として、十字対生し、2列になり、主要な小枝に螺旋状につき、±無柄。葉身は線形、平らで、柔らかく、中脈は上面で凹み、下面に隆起し、気孔帯は4~8個、下面のみにつき、または子葉ではの両面につき、基部が捻じれる。花粉錐(pollen cone)は秋に発達するが、続く春まで花粉を放出せず、穂状花序または円錐花序につき、短い花序柄がある。小胞子葉(microsporophylls)は15~20個、十字対生し、それぞれ3個の花粉嚢を持ち、先と基部は花粉嚢が2個。球果=胚珠錐(seed cones)は前年枝に頂生またはほぼ頂生、単生、花時には短い花序柄があり、花序柄が長くなり、垂れ下がり、ほぼ球形~わずかに立方体、またはたまに、長円状球形、1年目に熟する。花序柄は十字対生の線形の葉に覆われる。種鱗=果鱗(cone scales)は16~24個、宿存し、十字対生し、盾状、木質、溝があり、各種鱗に種子は5~9個(稔性のとき)、基部はくさび形、上部は横向きの菱形。種子は、扁卵形、全周に翼があり、先は凹形。子葉は2個。発芽は地上。2n=22。
世界に1種、中国固有種。
メタセコイア属の主な種と園芸品種
1 Metasequoia glyptostroboides Hu et W.C.Cheng メタセコイア中国原産。中国名は水杉 shui shan。英名はdawn redwood。英名はアケボノスギ,水杉
落葉高木、高さ10~35(50)m。幹は赤褐色、樹皮が縦に粗く裂けて剥がれる。葉は側枝に羽状に対生し、長さ2~3㎝、幅1~2㎜の線形、先が尖り、主脈が明瞭、質は軟らかい。老木では葉が長さ0.5~1.5㎝と短い。秋に赤茶色に紅葉し、落葉する。雌雄同株。雄花序は枝先から垂れ下がり、雄花を下向きに多数つける。雄花は長さ約5㎜の惰円形。雌花は短枝の先に1個ずつつく。球果は直径約1.5㎝のやや縦長の球形。種子は果鱗に5~9個ずつつき、長さ4~5㎜の倒卵形、広い翼がある。花期は2~3月。
参考
1) Flora of ChinaMetasequoia
http://www.efloras.org/florataxon.aspx?flora_id=2&taxon_id=120390
2) Plants of the World Online| KewscienceMetasequoia
http://www.plantsoftheworldonline.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:331123-2
3) World Flora OnlineMetasequoia
http://www.worldfloraonline.org/taxon/wfo-4000023916;jsessionid=2B2D73EE7B589F3B6B038E54F35F014B