シュウカイドウ科 Begoniaceae

分類 被子植物(Angiosperm)-真正双子葉類(Eudicots)-コア真正双子葉類(Core eudicots)-バラ上群(Superrosids)-バラ類(Rosid)-マメ類(Fabids)-窒素固定クレード(nitrogen‑fixing clade)-ウリ目(Cucurbitales)
 【シュウカイドウ科の属】
シュウカイドウ属(Begonia)、Hillebrandia、[Symbegonia]、[Begoniella]、[Semibegoniella]
分布 熱帯・亜熱帯を中心に2(5)属約1500種が分布する。ほとんどがシュウカイドウ属(Begonia)であり、日本にもシュウカイドウが帰化している。
特徴 多年草、多汁、まれに亜低木。茎は直立し、根茎をもつことが多く、塊根をもつものもあり、無茎;又は短茎、まれにつる植物又は不定根や匍匐枝により攀縁する。葉は単葉、まれに掌状複葉、互生又はすべて根生、葉柄があり、托葉は普通、脱落性。葉身はしばしば斜めの非対称、まれに対称、縁は不規則に鋸歯縁又は分裂、ときに全縁、普通、掌状脈。花は単性、雌雄同株まれに雌雄異株。二又の集散花序ときに円錐花序に (1)2~4個~数個、まれに多数花がつき、花柄と苞がある。雄花は花被片が2又は4個、X字形、普通、外側の花被片が大きく、内側のものが小さい。雄しべは普通、多数。花糸は分離又は基部で合着。葯は2室、頂生又は側生。雌花は花被片が2~5(~10)個、普通、分離まれに基部で合着。子房は下向き又は下垂れ又は 斜上、1~3まれに4~8室、中軸胎座又は側膜胎座。花柱は2又は3(それ以上)個、分離又は基部で融着、1回またはそれ以上、又状分岐する。柱頭は膨らみ、螺旋状に捻じれて曲がり又はU形、頭状又は腎臓形で剛毛状のパピラがある。蒴果は乾き、ときに液果状、不均等又はほぼ均等の3翼があり、まれに翼が無くて3~4個の角がある。種子は非常に多く、微細、長楕円形。種皮は淡褐色、網状。
栽培 花がきれいで、観賞用に種々のベゴニアが栽培されている。
シュウカイドウ(ベゴニア)属 シキザキベゴニア Begonia x semperflorens-cultorum
シュウカイドウ Begonia grandis Dryand.