モウセンゴケ科 Droseraceae
分類 | 被子植物(angiosperm)-真正双子葉類(Eudicots)-コア真正双子葉類(Core eudicots)-キク上群(Superasterids)-ナデシコ目(Caryophyllales) |
分布 | 世界に広く3属約150種が分布し、日本にはモウセンゴケ、イシモチソウ、ムジナモなど数種が自生する。 【モウセンゴケ属の属】 Aldrovanda(ムジナモ属)、Dionaea(ハエトリグサ属)、Drosera(モウセンゴケ属) |
特徴 | 多年草又は1年草。ほとんどが地上生まれに水生、肉食植物(carnivorous)。茎は小さくなった葉身を持ち、根茎として地中で機能する。塊茎や根茎は有又は無。葉は根生し、ロゼットになり、まれに輪生する。托葉は有又は無。葉身は粘性の腺毛又は感毛(sensitive hair)をもち、葉を素早く閉じて(trigger closing)、昆虫などの小動物を捉える。若い葉身は渦巻き状(circinate)。花は腋生、側生又は頂生、普通、さそり形花序(cincinnus)につき、まれに総状花序につき又は単生する。花は両性、放射相称、4~5数性。萼片は4又は5個、(又は6~8個)、宿存性。花弁は萼片と同数又はそれ以上。雄しべは4又は5個、子房下生、分離、花弁に互生。葯は2室、縦の隙間から裂開する。子房は上位又はほぼ上位、球形又は卵形、2~5心皮、1~3室。側膜胎座又は基底胎座。花柱は(2)3~5(6)個、単一又は分枝。柱頭は1個又は多裂。果実は蒴果、裂開又は非裂開。種子は少数~多数、胚乳は肉質。胚は直線状。 |
栽培 | 観賞用にモウセンゴケなどが栽培されている。 |
モウセンゴケ属 | シロバナナガバノイシモチソウ | Drosera makinoi Masam. |
トウカイコモウセンゴケ | Drosera tokaiensis (Komiya et C.Shibata) T.Nakam. et K.Ueda | |
ナガバノイシモチソウ | Drosera toyoakensis M. Watanabe | |
モウセンゴケ | Drosera rotundifolia L. |